>>589
「出ると言って頂ければ解毒剤をあげようと思ってましたのに……
まあ、といってももう少し薬が回ってから無理やり連れていけばいいだけなんですけどね」

にっこりと笑みを浮かべるクレア。

「それと、ボスのこと、組織のことをあんまり頼りにするのはやめたほうがいいと思うんです
ええ、ヴィーナさん、貴女のことはお友達から聞き出していろいろ知っています
自分を拾ってくれたボスのために犬のように尽くし、何人も葬り去ってきた猟犬だ、と」

でも……と、一呼吸、ため息混じりにつぶやいて続けた

「でも、それならボスはどうして拾った貴女に名字を与えなかったのか
なぜ娘として育ててくれなかったのか
どうしてこんな危険な任務ばかり押し付けるのか……結局使い捨てのコマなんじゃないですか?」

そう言いながら二人の男を押し留め、クレア自ら手足の具合を確認する
そろそろ薬が本格的に効いて、抵抗する力を失ってきた頃合いだろうか

「わたし達のビデオに出てくれれば、十代の、まだうぶな男の子たちが
同年代の女の子に扮装した貴女のいやらしい姿を見ていっぱい愛してくれるんですよ?
モニター越しに、精液をいっぱい打ち出して……ヴィーナお姉ちゃん!って……愛してくれるんですよ

何なら、すごく大事な貴女のボスにDVDを送ってもいいかもしれませんね
娘が大人の女性になるところをしっかり見てもらいませんと」


そう言うクレアの傍らで二人の男たちが両手両足の枷をゆっくりと外し
ヴィーナの身体を左右から抱きかかえ、暗く狭い部屋のドアから連れ出そうとした

【そういえばヴィーナさんの性経験ってどの程度なのでしょうか】
【幼い顔立ち&体つきということでそれ相応のものとクレアは考えているようですが】