>>603
「ヴィーナお姉さん、良い名前ですよねっ!」
目の前の女はなおも明るく告げる
もっとも、先ほどまでの雰囲気を知っているヴィーナにとっては
恐らくそれは恐怖と不安感を掻き立てるものでしかないだろう

「さて、それではちょっと早いですけど……ウズウズしてる男の子も居ますし
ヴィーナさんの大事なところを皆さんに見ていただきましょうっ!」


そう言いながら、ヴィーナの足を片足づつ掴み、分娩台の側面にあるステンレス製の膝受けに載せようとする
抵抗がなければ恐らく簡単に載せてしまえるだろう
あるいは抵抗したとしても薬の作用でそれほど抗うことはできないかもしれない
ほどなくヴィーナはカメラに向けて大きくM字開脚を披露することになるだろう

そんなヴィーナのミニスカートにキャスターから取り出したハサミを差し入れ、チョキチョキと音を立てて
下着を切り刻み、引っ張って取り除いてゆく

「わあすごい、ヴィーナさんきれい……」

分娩台の上でスカートの間から見えたヴィーナの股間を見たクレアがつぶやく

あまり性経験はないのだろう、と予想はしていた
だが実際に確認してみてわかった……そんな半端なレベルではない
ヴィーナの膣は傷一つないきれいなピンク色の薄いスジ溝

処女のものだ
「ヴィーナさんってバージンだったんですねっ!」


顔には出さないが内心ぞっとするクレア
……通常、暗殺者や工作員といったタイプの女性はバージンであることは少ない
何故なら色仕掛けやそのほかの手段で情報を収集し、あるいは暗殺任務を遂行することもあるからだ

逆に言えば目の前の女暗殺者はそんな手段など使ったことがない
正攻法で仕留めてきたか……あるいは色仕掛けを行ったとしてもコトに及ぶ前に確実に男の口を塞いでいるということ
ひょっとしたら彼女は相当のやり手だったのかもしれない

「本当、よくこんなの捕まえたものです……」

一瞬素に戻り小さくつぶやいてしまう


「では、そんなヴィーナさんにプレゼント、まずはこれを差し上げますね」

そう言ってクレアはキャスターから黒くメタリックに光るのねじれた細長い淫具……金属製のアナルバイブを取り出し
ヴィーナに見せつけるように突き出す

「せっかくのバージンですし、前側は大事に残しておいて……まずはこれを後ろに入れてみましょう?」

そう言ってキャスターの上の軟膏皿からクリームをたっぷりと手にとり、ヴィーナのアヌスの皺にそっと沿わせて塗りたくりはじめる