相手を壁へと叩きつけ、追い打ちをかける様にサーベルを破壊する。
獲物を破壊され、呼吸を整えながらも立ち上がろう蹲るライアとを眺め
掌に刺さったダガーを抜く
「…どうやらお前は連携を主体とした戦闘が得意の様だな単独での戦いなら傷を負うのは当然だ」
「俺達は殺し合いをしてるんだ。それ位のことで動揺されても困る」
掌からは紫色の血液が地面へとしたたり落ちる。獲物は砕かれたが、まだ戦意喪失にはなってない
だろう。次はどう行動し、どう俺を楽しませるのかと期待をしていたのだが
壁に埋まった男による彼女への罵声に興醒めする。
「どうやらお前は仲間には恵まれてないようだな・・・心配や助言もなく」
「ただ詰るだけとはな・・・ライヤ、このまま殺すのは面白くない…」

普段あまり人間には興味がないのだが、女でありながらも恐れもせず立ち向かい
あまつさえ自分に傷をつけた。そんな彼女に興味を感じある提案をする
「俺の配下になる気はないか?俺は種族に偏見は持たないし、能力を重視するクチだ」
自分でも突拍子のない提案に馬鹿馬鹿しく感じてしまう。だが、自分にとっては彼女の実力を
このまま無くすのも惜しいと感じたからだ。彼女の返答を待たず、次なる行動に移り指を鳴らす。
謁見の間から数体の魔物が姿を現す。それは人間の赤子に似た容姿で背中に植物のような
蕾を背負っている。ライアに近づくと蕾みは開きそこから様々な触手が現れ、逃げないよう彼女を拘束する

【ttp://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1477861973/の続きとして】
【置きスレさせていただきます】