返り血を浴びたまま次の相手を探して淫魔たちをねめつける。
「切れば死ぬんなら、戦いようはある…んんっ…ぁぁぁあっ」
(体の火照りが…ひどくなってっ…んあっ)
ピシリ、ピシリ
淫魔種の鉤触手を払う動作も緩慢になっていく。
鉤爪が付けたかすり傷から淫魔種の血が流れ込み、身体は完全に発情していた。

「おい、ライアっ、ざっけんな!お前みたいな変な身体の女かわいがってやっていたのは、何のためだと思ってんだ。とっととそいつらを片付けろよ」

(なんで、そんなこと言うの…でも、このままじゃこいつらの餌食になっちゃう)
太い触手がこちらに繰り出されたのに合わせて左の裏拳を茎部に打ち込む。
グネリ
ゴムの中に硬い芯のあるような触手が腕に絡みつく。
「しまった。さっきまでの触手と違うのっ!?」
二本三本と同様の触手がはなたれ、身体に絡みつく。
「!?きゃぁぁぁっ」
ついには触手に引き倒されると、床にあおむけに転がされる。
「ふざけるなっ…来るな…化け物っ!」
罵るが、まるで赤子を悪意を持って描いたような奇妙な生き物たちは、自分の身体に群がってくる。
ナメクジを思わせるような触手がはい回るかと思うと、まるで細引きの糸束のような触手が女として敏感な部分を攻め始める。
陥没した乳頭も、恥蜜でぐっしょりと濡れた無毛の恥丘も淫魔種たちにむき出しにされる。
「やぁぁん…っんあっ…なんでぇっ…力が、入らなっ…ひぃぃんっ」
淫魔種の触手がはい回る度に、身体中を快楽の波が走り、甘い喘ぎ声を上げ始めてしまった。
【返り血の件、拾ってくれてありがとうね。】
【触手の挿入は無しで焦らしてほしいから、拘束用の触手はナメクジみたいにはい回るってさせてもらったよ。もし、イメージと違うところがあったら教えてほしいなあ】