うーん…迷子になってやしないかなあ。
いったいどんな子なんだろうか…
(この歳になって、自分の娘くらいの年齢(世間一般の話で、自分は独身だ)の子が家に来る)
(それだけで結構緊張するものだし、おまけに相手は外国人だ)
(果たしてうまくいくのか…という不安半分があるが…)
おっときたきた…はーい。
こんにちは、君がライラちゃん、かな……?
(店先から声がしたので、表に出る。ちなみにここはブティックである…若い子どころか滅多におばさんも来ないが)
(そんなさびれた店の雰囲気に似合わないエキゾチックな少女が立っているので、思わず息を呑んで)
(ホームステイという話の残り半分…できればお近づきになりたいという欲望がまず頭に上ってきた)
【それでは改めましてよろしくお願いします。とりあえず会長のおじさんという体で】
【洋服店にしたのはおじさんの趣味でコスプレとかさせたかったからです、はい】
【プロフィールについては異議なし!ということで】