【プラットさんへの置きレスにお借りします】

肥えた体付きの中年男──オーバンが冒険者ギルドにて馴染みの受付を通して新たなクエストを登録する
町外れにあるダンジョンにおいての探索クエストで、案内役として自分が同行することも明記
内容は簡単だが時間拘束が多く、報酬は他のクエストと比べて高額というわけでもない
あまり好まれてるタイプのクエストでは無いが、過去に幾つもこのクエストを出してきた
特徴としては犬人族の嗅覚が役立つことを伝えたり、初心者にアドバイスも出来ると書いてある点
加えて、過去にダンジョン内で失踪した犬人族の探索も余裕があれば頼みたいと書いてある
クエスト詳細を読めば、犬人族狙い撃ちのクエストなのは間違いない
そういう事もあって犬人族以外の冒険者から避けられる傾向にあったのだが、では犬人族からの反応はどうか
それは、オーバンが何度もこのクエストを登録している点、そして犬人族が失踪している点がこれ以上無いほどの答えである
何を隠そう、このオーバン、正確に言えばオーバンの属する団体こそ失踪の元凶であったのだ
初心者の犬人族をクエストで釣り、仕掛けも自由自在のダンジョン内で調教して男女問わずに売り捌く
悪辣非道な奴隷商としての姿がオーバンの本性であった
無論、冒険者ギルドもそれを承知している筈だが、渡す物を渡しているお陰かこうして大手を振ってクエストを登録出来ていた

さて、そんな風にして登録を済ませたオーバンの元にクエスト受注の知らせが届いた
メタボと言っても差し支えのない身体を揺らしながら小走りにギルドへ到着し、受注した冒険者と対面する
汗の滲み出た顔をハンカチで拭きながら、オーバンは本人にできる精一杯の優しそうな笑みを浮かべて
「君がプラットちゃんだね?
今回はわたしが出したクエストを受けてくれてありがとう
ああ、わたしのことはオーバンと呼んで欲しい
このクエストは犬人族の冒険者が参加してくれると非常に助かるから、君が受けてくれて嬉しいよ
クエスト内容に書いてあった通り、わたしも同行することになる
少し期間のかかるクエストだし冒険のイロハについても教えてあげられると思うよ
よろしくね」
笑みを浮かべたままプラットがクエストに役立つことを伝え、友好的な姿勢を態度と言葉で表す
握手を求める手を伸ばすのも手馴れていて、特に怪しい意図を持っている様子ではない
だがオーバンが瞳の奥で考えていたのは、紳士的な態度とは裏腹の思考だった
幼く可愛らしい肢体というだけでも男の嗜好に合致したが、更に男の視線を意識しない簡素な格好だ
そろそろ専属奴隷を欲しいと考えていた所に格好の獲物が訪れた気がして、肥えた体の奥底から熱く滾る物を感じる
太った体に合わせたゆったりとした服装では表面に現れないが、下半身では太い物が硬くなって子種の準備を既に始めていた
舌舐めずりをしたくなるほどで、脂ぎった頬を緩めて怪しくニヤけた笑みを堪えるのに必死だった
ギラつく瞳だけが唯一、オーバンが表面的に現した危険な存在である証拠だったが、一瞬の光をプラットは気付けただろうか

【簡単だけどこんな感じの書き出しで大丈夫かな?】
【問題無ければよろしくね】