「どおよ?ユキくん?」
(ダウンしたユキの頭を背中の腕で掴み、吊し上げる)
(服装は炎を放ちながらひとつ前の状態に戻る)
「これで力の差はわかったかにゃ?」
(優しい声)
(しかし白と黒の反転している瞳は不気味にユキの瞳を見つめている)
「私は別に、ユキ君が拒否してきたことには怒ってはいないんだよ?」
(椿はユキを下に落とし、背中の背中の腕で両手を押さえると覆い被さるような体勢をとる)
「私はユキくんの事が好きだから、こうやって一緒に魔物になろうって言ってるんだよ?」
(反転した瞳を見開き、ユキの両目を見つめる)
「それにユキの力ならすぐに魔将軍レベルにはなれるし、なによりそうすれば今までユキ君を馬鹿にしてきた奴等に復讐だってできるんだ」
(その声色は感情がまったく感じられず、その大きな瞳からも一切読み取る事はできない)
「君は、それでも私の、私達の仲間になることを拒むのかい?」
(背中の腕の拘束を解き、本来の腕でユキの頬を撫でる)
「ねぇ?ユキ.....?」
(そして不気味に椿が微笑みかける)
【ありがとうございます】