>>514
「妖魔がいる……とは聞いていたけれども。」
(思わずため息が出る)
(不満の原因はこの私が出張るほどの案件なのか?という疑問)
(加えて迷路のような内部にイライラしてしまう)

(いっそすべて吹き飛ばしてしまおうか)
(そんな物騒な考えが頭を過る、その時巨大な扉が目の前に現れる。)
(無造作に扉を開けて顔をしかめる)
(目の前にいたのは妖気を感じない金髪の少女)
(だがここにいる以上ただの娘ではないだろう)

「……ええ。ここに妖魔が住んでいるときいて退治しにきたの。どこにいるか知ってる?」
(油断はしない。何かあれば風の刃が周囲を切り刻む。その準備は出来ている)
(周囲の警戒を怠らずにじりじりと少女に間合いをつめていく。)

【はい、よろしくお願いします】