>>522
「……なっ!?」
(今ので死なない?そんなわけはない。そんな生物がいるはずがない。)

「……ちっ、消えなさい!」
(だからもう一度、空間に嵐が吹き荒れる)
(今度こそ何もかも残さない)
(粉微塵に、バラバラに引き裂いて吹き飛ばす)

「……はぁっ…はぁ……!」
(いかに無尽蔵のエネルギーを取り込めるとはいえ、最大出力を出した後は疲れが残る)
(周囲の風からエネルギーを充填しなくては……)
(そんなことを考えながら術を解くと嵐が収まり視界がはれていく――)