>>524
「なっ……やめっ!?」
(服を破られ刀を取り上げられる)
(風の力が充填すれば全員薙ぎ払ってやる――そう決意して睨み付けていたが。)
(刀を無造作に折られた瞬間ゾッとした。)
(こいつらはただの妖魔じゃない。)
(妖魔を斬る刀を簡単にへし折られるはずがないのだ。)

「……何者だ、貴様。」
(こいつは話が出来る、と踏んで問いかける。)
(先ほどまでの群体のボスなのかもしれない。)
(返答によっては首を即座にはねる、その準備だけ整えた。)