ツバキさんのおかげですよ…
本当に、なんとお礼を言ったら良いのか…
(冒険者として駆け出しである自分を見かねて組んでくれた鍔姫には感謝しかない)
(先輩の冒険者としての尊敬と、弾みとは言え自分の初めてを捧げた女性に少し言い澱んでしまい、頬に朱が射す)

…はい?
ご、ご褒美ですか……?
(何をくれるのだろうかと小首をかしげるも鍔姫も自分と同様に頬を染めるのを見てその答えにたどり着く)
え、ええっとぉ…そのぉ…
(唐突に言われた驚きに金色の目を見開いて顔を真っ赤にすると共に声が若干うわずってしまうが)
お、お願い…します…あぅ
(蚊の鳴くような声で了承する)