「一旦切り上げるか 」
そうガリュウの声が聞こえたかと思うと、腰のあたりから抱えられ、玄室へと連れていかれる。
「すまない、ガリュウ…折角の狩場を見つけてくれたというのに…外れないということは、呪われているのだと思うのだけれども」
言いながら、言霊と片手で描ける呪印で解呪を試みるが、その腕をガリュウにつかまれる
困惑する私に思いもよらない言葉が紡がれる

「いいか?お前の昔の旦那についてだが……
俺が、あらかた全部知っていると言ったら信じるか? 」
まさか!?
あの人のことを他人に話すときは、大事なことだけ省いてきて、伝えても問題のない真実だけを伝えてきたはずだ
「ロンドのこと!?
前にも話した通りだ。
職人だったけれど、魔族の私と恋仲になって…私のいた街で、人間弾圧が起きて、二人で逃げる途中に離れ離れになった…前に話したこと以外に何があるというのだ」
彼の言葉を否定するために首を横に振ろうとするが、意に反して首は縦に振られ彼の言葉を肯定していた。
まさか、この指輪は些細な呪いかもしれないが、私にとって致命的な呪いなのかもしれない。
「嘘をついてはならない」という強制をかけるギアスの指輪なのか…

***
【んひっ…高い地位の魔族っだからっ
抵抗力は高いっ…けど、いつも呪われていたらっ…改変…んんっ
されちゃうかもっ…しれないぃぃぃっ(びくびくと絶頂に達しながら
(基本的に抵抗しようとするけれども、思ってもみない事態や、快楽に押し流されて抵抗しきれずに改変されるって感じでもいいかな?)】