あ、…………。
(草を踏みしめる音が近づいてくると、不機嫌そうだった顔が一転して明るい表情に変わる)
(しかしそこは素直に飛び付くのではなく、すまし顔でカイが側にやってくるまでじっと待つ)
おっそいじゃない!30分…も待ってはいないけど、20分くらいは、…うーん…そうでもないかな…。
とにかく待ってたんだから!
(唇を尖らせ、じっとカイを見上げ)
今日はね。これから天気が悪くなるから、早めに切り上げましょうってシスター長がおっしゃったのよ。
だから、これからずーっと二人きりで過ごせるわ。嬉しいでしょ?
(えへ。と、嬉しいのが自分自身であることを表すかのように笑う)
【よろしくお願いします。】
【あ、ほんとですか?それならこちらからも積極的にいっちゃいますね】