おお、とても綺麗ですよ…シスターミサオ
(神々しい、こんな言葉が似合いそうなほど可憐で綺麗な少女が)
(純白の衣装に身を包み、礼拝堂に入り自分に近づいてくる)
まぁ、そうですね…ありえないし変なのかも知れません。
ただ、これから神にその生涯を捧げる…その前に一人の女性として
記念に残る衣装で、神にその契を誓う…そんなのもいいのではないでしょうか?
(困ったように笑みを浮かべる彼女の頭をそっと撫でて、こちらもにこっと微笑んで)
(二人揃って、礼拝堂の中心部に移動し、ミサオのヴェールをそっとまくって…)
今宵はふたりきり、牧師の役割も私がいたします…いいですね?
新婦ミサオ、あなたはここにいる私を
病める時も、健やかなる時も、
富める時も、貧しき時も、
夫として愛し、敬い、
慈しむ事を誓いますか?
(信徒同士の結婚をする際何度も何度も繰り返し言ってきた言葉を放つ)
(まさか自分が対象になる日がくるなんて、などと思いながら少し照れくさそうに)