もう、そう言われたら頷くしかできなくなっちゃうじゃないですか……
神父様のイジワル。
(正攻法で切り返されると年上の神父には敵わず、照れ隠しを言って口を尖らせた)
…………あっ。
……懐かしいですね。
(足を止め、見上げたその先にある建物を感慨深げに見つめる)
そっか………帰ってきたんだね。私。
(思えばあれほど追い出されることを恐れていた場所をすっかり忘れるときも多くなっていた)
(それも、隣に佇む神父ーーー夫のおかげであった)
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はい、みんなと久しぶりに会えてよかったです。たくさん褒めてもらえたし…
そんなに私、変わりましたか?
……神父様?
(隣に座り、どこか沈痛な面持ちの神父。)
(その心持ちを聞かされ、ミサオも神妙な顔で俯く)
…………怒ってなんかないですよ。
神父様には、感謝しています。私みたいなダメなシスターに、ここまでしてもらって。
ありがとうございます、私に気を使ってくださって。
(顔を上げ、老神父の手をそっと握り)
いいんです。今は自分のいた場所より、神父様と一緒にいる時間を大事にしたいんです。
………そのほうが、この子のためにもなるし。
(そう言うと、神父の手を引き、自分のお腹にそっと触れさせた)
……ね?あなたも、そう思いませんか?
………なんちゃって。
(頬を赤く染めながら微笑んだ)
【ミスは気にせずとも大丈夫です!】
【妊娠の描写は直接的なのは無理でしたが、これくらいなら………いかがですかね?】
【こんな感じでこちらは〆ようかと思います】