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(傍目に見れば「怖い」と形容されそうな耀の顔)
(実際初めて出会った当初は、怒られているのではないかと思ってしまいあまり近づけなかった)
(それでも段々と、それが耀の普段の表情である事が分かると怖さも減っていった)
(そして時折見せてくれる優しさに触れていくうちに、徐々に少女の中で耀の姿が兄と重なっていった)
(今でこそ普通に兄と呼んでいるが、初めてそう呼んだ時の恥ずかしさと、それを上回る嬉しさを今でも覚えている)

(抱き付く少女に、耀が話してくる)
ん…あたしも、ホントならそうしたいけど…
(耀の背中にすりすりしながら、ちょっと困った感じで呟く)
でも兄さん、今日もお仕事してるでしょ?
…あたし、勝手に入ってきたりして邪魔にならない?
(窺うように耀の顔を見ると、何だかぼーっとした顔をしている)
…兄さん?
(キョトンとして呼んでみると、耀がハッとしたように返事してきた)
ぼーっとしていたって…ねえ、大丈夫?
お仕事も大事だけど…それで兄さんが病気になっちゃうの、やだよぉ
(本気で心配しているような少女)
…あ。
(そこで何かを思いついたように、表情を輝かせる少女)
ねえねえ、兄さんもしかして、忙しくてご飯食べてないんじゃないの?
(どうやらボーっとしているのは、空腹のためと睨んだらしい)
も、もしよければさ、サンドイッチか何か作ってあげようか?

【了解です、である程度まで進んでいる関係という事ですね】
【あと今日は0時までですね】
【次回の18時の案ですが、私は土曜日でしたらその時間に来れると思います】
【耀さんは土曜日の予定は如何でしょうか?】