…………
(いつ見ても、何度見ても、見慣れることのない、少女の瑞々しい肢体)
(まだ未完成でありながら、淫らな「女」の色気を発して見えるのは)
(男を絶やすことのできない鍔姫の気質故か)
(息を呑み、言葉を忘れ、じっと見つめてしまう)

鍔姫……
(鍔姫が自分の名を呼び、こちらも相手を名で呼ぶ)
(それは行為の間だけの特別な呼び方)
(期待を込めた表情でこちら見つめられて、頭の中に薄く霧がかかったように思考が霞んで)

脱がすぜ…
(一歩近づき、鍔姫の足元にかがむと)
(下腹部を覆う小さな布地の両端に手をかけて、ゆっくりと下ろし)
(少女の協力を得て、両足から抜き取る)
(そこをジックリと見つめたい、触れたい、口付けしたい)
(そんな欲求を必死に抑え込み、立ち上がる)

ちょっとくらい変態だと、興奮するだろ?
(少女の頬に手を添えて、くすぐるように撫でながら、欲情した笑みを浮かべ)
(こんどはそっちの番だと手をとって、下履きに導いて)

(まだ完全に起き上がっていないモノは)
(少しでも刺激を受ければ、たちまち充血して起立するだろうが)
(まだ先端を隠したままで、下履きを膨らませることなく、おとなしく収まっている)