(千歳の質問に、さとるはボードゲームを勧めてきた)
うんっ、やるやる!
(こくこくと頷きながら、テーブルの上に並べられたゲームを見る)
(やった事のないゲームばかりで、何だかどれも楽しそうに思えてくる)
この中だとどれがいいかなぁ。
(やった事がないから、ゲームの選択はさとるにまかせるしかない)
(ゲームとさとるを交互に見ながら、さとるが何を選ぶのかを待った)
(そしてさとるが選択したのは人生ゲームだった)
あっ、ぼくこれ、やった事ないけど知ってるよっ
(有名なゲームだから、千歳も名前くらいは知っていた)
(でも実際遊ぶのは初めてで、興味深そうに箱を見ている)
(そしてさとるが、ゲームのやり方を説明してくれた)
ふうん…お金を貯めながら、お仕事したり結婚したりするんだね。
(細かいルールはまだ分からないけど、何となくイメージは浮かんできた)
(そしてさとるは、千歳の所持金がマイナスになったら、千歳を買って支えると言ってきた)
あははっ、ぼく貧乏さんになっちゃたら、さとるさんに一杯助けてもらっちゃお!
(まださとるが自分を買うという事の意味が分からないようで、素直に支えてくれるのを喜んでいる千歳)
(だいたいの説明が終わり、さとるがゲームを始めようと声をかけてくる)
うんっ、ぼく頑張る!
(元気に返事をした千歳に、さとるが何かを思い出したように話しかけてきた)
ふぇ…さとるさんの結婚?
(最初は何の事なのかいまいち分かっていないようだった千歳)
え…そうなると、えっ…にん、しん…それって、あっ、ふやぁあっ!?
(さとるは、自分が結婚マスに止まったら、千歳に妊娠してもらうルールを示してきた)
(それが本気だと言うように、さとるの手が千歳のお尻を撫で、その指はお尻の穴あたりを正確に弄ってくる)
あっ、あっ…そんな、ぁぁっ…ぼく、ぼくっ…
(千歳は驚いているけど、さとるを拒絶してはいない)
(千歳の中でさとるへの怖さが薄くなり、だんだんと好意が増している結果、そのルールを受け入れたという事なのだろう)
【さとるさんお待たせ!】
【今日は22時くらいまでお話しできるから、それまでよろしくお願いしまーす】