>>206
(喘ぎ続ける千歳を、さとるがそっと抱き締めてきた)
ふ、ぁ…?
(最初は何をしているのか分からないみたいだったけど、頭を撫でられていると落ち着いてきた)
……ぁ…ぅ……
(やがてゆっくりと瞳を閉じると、千歳はそのまま深い眠りに落ちていった)

(それから少し日にちが経った)
(千歳はさとるの家で、お嫁さんになるために暮らしている)
(お掃除、お料理、お洗濯…お嫁さんに必要そうな事は頑張って覚えようと努力していた)
(そんなある日、千歳はさとると一緒に出かける事になった)
(目的は…結婚式)
(さとるは千歳の為にウェディングドレスを買い、教会まで予約してくれた)
(そこまでしてくれて、千歳が嬉しくないはずがない)
うん、いこっ
(手を握ってくるさとるに、曇りない笑顔で頷く千歳)
(いつもの車に乗って、さとるが借りたという別荘へ向かう)
(小さな教会での結婚式に、千歳の胸はずっとドキドキしぱなしだった)
(そんな千歳に、隣のさとるが話しかけてくる)
可愛い…えへへ。
(身体こそ男の子だけど、心が女の子になりきっている千歳)
(可愛いドレスと聞いて、嬉しさと期待で満面の笑顔がこぼれる)
…ん、ん…!?
(すると信号待ちしている間に、さとるが千歳の唇を奪ってきた)
ん…ぅ…ちゅっ…さとるさ…んんっ…ちゅ、ちゅっ…
(うっとりと唇を重ねながら、お尻を撫でられる刺激に小さく喘ぎ声を漏らす)
(誰が見ても恋人同士に見える2人は、そのまま別荘へと向かっていく)

【うんっ、結婚だね…えへへ】
【お嫁さんになるんだから、ぼくの全部がさとるさんのものになっちゃうね】