(千歳の話にさとるが答えてくれる)
ううん、そんな…ぼろくなんてないよ。
おうちの中もきれいだし…
(さとるの口調が穏やかだからか、千歳の口調も少しずつ神社にいた時のように戻ってきている)
そういえば、田舎のおばあちゃんのおうちもおっきかったし…こういうので普通なんだぁ
(初めて入った家で緊張しているけど、興味も湧いてきている感じ)
(さらにさとるは、この家の他にアパートも借りているらしい)
ふぇぇ…
(瞳を見開き、驚きの表情を浮かべる千歳)
(借りている理由はどうあれ、さとるが一軒家とアパートを持っている事に素直に驚いていた)
(リビングを見まわしている千歳に、さとるが寒そうだと話してきた)
え…あっ…う、うん。
(言われて千歳は、自分の晴れ着が肌蹴ている事を思い出した)
(着付けはできないのかと言われ、こくりと頷く千歳)
うん…お店に晴れ着持ってって着せてもらったの。
(するとさとるは、何かに気づいたようにリビングから出て行った)
(その場に残った千歳だけど、初めての家に1人でいると何だか居心地が良くない)
(特に何もしないで、もじもじしながら待っていると、そのうちにさとるが戻ってきた)
(そして手にした女の子の服を千歳に手渡してくる)
(千歳の格好が寒いのを気にして、どこからか持ってきてくれたようだ)
さとるさん…ありがと。
(サイズは小さめで、着てみないと分からないけど、千歳の身体に合いそうな気がする)
(でもその後のさとるの言葉も、ちょっとだけ気になる)
(千歳の部屋を指定してくるさとるに、思い切って聞いてみた)
あ、あの、さとるさん…えっと、ぼく…このままでも、いいよ?
さとるさん、晴れ着が良いんなら…ぼく、このままでも大丈夫だよ。
えと、その…おうちの中なら寒くないし…
(さとるが晴れ着もいいと言っているのを聞き、千歳なりに気を使っている)
【着替えるか晴れ着にするかは、さとるさんが選んでいいよぉ】
【晴れ着にする場合は、完全には着付けなおせないけど、それっぽく肌蹴たところを直すね】
【着替える場合は、家の中で似合いそうな感じの服にするよ】
【あと今日だけど、ぼくは23時まで0時くらいまでお話しできるよ!】