〔フラフラしやがって…!どこに行く気だ?〕

(まるで散歩でもしているかのように緩慢な、それでいてギリギリで見失わず追いつけないような速さで)
(前方を歩いていく彼女を追いかける。やがて辿り付いたのは人で賑わう商業施設)
(まるで内部の様子を探るような足取りで誘われたのは駐車場だった)

……やっと観念したかよ。最初から気付いてたんだろ、あたしに
(振りむいて挨拶する彼女に警戒する)

やっぱりアンタの仕業か…!こそこそ放火魔じみた真似しやがって!
(何も持たない手から発せられる火。それは今までの火事の張本人が彼女であることを物語る)
(これまでの被害を思い自然に拳に力が入る)


【今は学校の制服姿ということで】