(退魔師の一族として何体もの魔物を狩り、魔族も倒していたある頃)
(強大な魔族と戦って深手を与えたものの、勝ったと思った隙に呪いを掛けられてしまう)
(二度と戻れない女体化の呪いは順調だった退魔師の地位も失わせ、その後の戦歴も一変させてしまう)
(何度か敗北し、調教を受けて屈する事まであったが、諸々の偶然と幸運もあり、退魔師として今も動いていた)

(今や実力はそう変わらない者や劣る者にまで軽蔑されている現状を何とか打破したい)
(その為にはやはり魔族を倒して実績を積み重ねるしかなく、そんな相手を探していた)
(情報屋から得た場所、そこは郊外の潰れたショッピングセンターで、そこに鬼が居るという)
(夜になるのを待って訪れると入る前に装備の確認をする)

(準備は万端で、昔ならほぼ討ち漏らす事は無い相手だと考えていた)
(その頃とは身体的に劣り、受けた調教の爪痕は魂にまで残っている事、それを頭から振り払うと)
(扉を開いて中に侵入するのだった)

……上手く気配を隠している……こっち、か……?

(ホールを通り抜けると店舗が両側に並んだ通路があり、そこを進んでいく)
(その先には元はスーパーになっているスペースがあって照明も無い今、黒々とした空間を演出していた)


【では、こんな感じの書き出しで】
【よろしくお願いします】