>>172
反応も乏しくなってきたか……これ以上は意味も無かろう

(正美を片手に担ぎ上げると表へと歩き出し、アスファルトの隙間から雑草の生えている駐車場へ静かに下ろす)
(そして、正美の身体を縛り上げていた衣服や辛うじて付けていた下着を剥ぎ取り一糸まとわぬ裸体にすると、今までの魔族に施されてきた淫紋やアクセサリーを一瞥する)

ふむ……すでに一度落ちた身であそこまで立ち回れたことには感心するが…………

(毒を受け正美の体は更に妖魔に蝕まれるだろう、鬼は淫紋に軽く触れるとその場を立ち去った)

(正美が目を覚ますとすでに時間は昼のようだった。裸体でさびれた駐車場に転がされ、衣服や下着は一式畳まれておかれていた)
(シャツは黒く変色し、上二つのボタンがなくなっているが大きさなどは正美が当初着ていた時のサイズと変わりなく、ローライズも少し破けている箇所は見えるが着る分には問題はなさそうだ)
(下着はショーツのみが置かれ、正美が履いていたものと同じもののようだが彼女自身の愛液が染みている形跡が見られる)

(しかし、それらの服は外観のみが補修されており正美が着用した後、他の物にぶつかったりすればシャツはボタンが取れ、縫い目がほつれ、紙の様にちぎれていき、ローライズは縫い目から裂け、金具はしばらくすると勝手に壊れて脱げてしまうだろう)

(そうした醜態を公のもとで晒すことになると正美の体の内底で快感が襲うことになる)
(それも鬼が正美へ与えた毒の症状の一つなのだろう)