(雪音朔夜はビッチである)
(少なくとも周囲にはそう認知されている。陰口を叩く者も少なくはない)
(この男はもう少しだけ事情を知っている。午前中は基本的に体調が悪いこと)
(性交渉をしたあとは多少、その症状が改善されること)
(体調のことはともかく、どうして性交渉が必要なのか)
(セフレたちだって疑問に思う。だが肉欲の前では多少のことはスルーされる)
(それが男の性というものだ)

失礼しまーすって誰もいないな。
勝手に使わせてもらおうぜ。
よっと、大丈夫か?下すぞ。
(行儀悪く保健室のドアを脚で開ける。両腕が塞がっているから致し方のないこと)
(消毒液の漂う室内には、養護教諭の姿はない。これはラッキーと捉えていい)
(そっと柔らかな女の肢体をパイブベッドの上に横たわらせる)

ん?牧村だよ。
伊藤と林田も後で来るかもな。
(椅子を拝借して、勝手に引き寄せて座らせてもらう)
(伊藤と林田は、さきほど争っていたバスケ部とバレー部のことだ)
それで、何かしてほしいことは?
(身体のラインが浮き上がる体操服は、雪音のようなグラマラスの女子が着ると)
(なかなか反則的な破壊力を有する。早くも股間が熱くなるのを感じるが)
(ここは堪えて、お伺いを立てる)


【ブルマかスパッツの二択だと思いますが、勝手に脳内変換しておきます】
【明かしてないけど様々な角度から考えると妙だな、と感じている程度でしょうか】
【え?違うの?】