>>18
(その日、媛名葵に下された命)
(それは、とある教団に行ってそこの巫女とねんごろになって酒貰ってこい)
(という実に大雑把なものであった。カルト宗教とはまた面妖な相手だと思いつつも)
(信者がそれなりにいる上に大物フィクサーが絡んでいるともなれば話は別だ)

初めまして、三輪ミズチさん。
≪深凪≫当主の名代として派遣された媛名葵と申します。
本日は当主の我がままを聞き届けて頂いて感謝の念に堪えません。
どうか、これを機会に我々を重用して頂ければ幸いでございます。
(呼び鈴を鳴らすと程なくして対面したのは話に聞いた通り中学生の)
(何処か爬虫類を連想させる少女。教団に祭られている蛇神の巫女である)
(頭をゆっくりと下げて、お辞儀をする)
(相手が中学生であれ、一勢力の代表者なら礼を失してはならない)
(今回は自分も一勢力の名代なのだからなおさらだ)

本日は、私がお相手をさせて頂きます。
不調法なところもあるかと思いますが、どうかよろしくお願いします。
(二度目のお辞儀。今度は個人的な礼儀である)
(ねんごろになるかは話の成り行き次第であるが、≪深凪≫としては顧客やスポンサー)
(が増えるのは有難い話だ。何も身体を差し出すのは今回が初めてではない)
(あらゆる事態を想定し、身体は洗ってあるし、下着も新品を揃えてある)

【アイドルって素敵ですよね。はい、それではよろしくお願いします】