(実際に死にかけたというのに、今はこうして表情をコロコロと変えている)
(弦場あいす、見た目以上にタフな存在なのかもしれない)
(お互いの電話番号を古風な方法で交換し、メモをポケットにしまう)
ああ、遠慮なく頼ってくれ。
今回は遅れをとってしまったが……こう見えてもああいった連中との経験は多い。
物理的に殴れる相手なら、まず狩ってみせる。
(中学生相当の身長と顔つきで言ってもイマイチ締まらないというか痛いが)
(そこは経験者のプライドとして、言っておきたかったのだ)
弦場、それじゃよろしくな。
……だが今は、帰って寝ることにする……おやすみ、いい夢を。
(時間に干渉する能力者、もしかしたら……と渡辺は考えつつ、一人、マンションへの帰路へ向かう)
(過去をなかったことにできるならば、あの時……と一瞬頭をよぎった考えを振り払うように頭を振り)
(光り輝く星空の下、何も起きることなく渡辺は歩いていくのだった)
【こちらも〆で。お疲れさまでした!】
【時間改変系って大体強力な代わりに強烈なデメリットがあるような】
【中には特にない純粋に滅茶苦茶強いってタイプもいますけど】
【何はともあれ、お付き合いいただきありがとうございました!】
【異形の設定破綻しないかとか矛盾しないかとか不安でしたが、何とかなってよかったです】