いじわる?いじわる……
(意識にかかる靄が一秒ごとに色濃くなる)
(薬物依存症のように、雪音を貪ることしか考えておらず)
(かつてはどうだったのか、どんな行為をしたのか、曖昧になっている)
(目の焦点が曖昧になり、どろりと濁ってゆく)
(けれど、突然の闖入者に目の焦点が戻る)
なんだよお前ら、やっぱり抜けてきたか。
「脚くじいたから、湿布貰ってくるって言って抜けてきた」
「俺はその付き添いだ」
(カーテンを開けて、汗臭い男二人と対面する半裸の男女)
(ここから先は争奪戦になるであろう)
(三者三様に、人間でありながら人間とは違う、まだ定義のできない存在に)
(成りかけつつある。その戦いは異質なものになるであろうと思われたが)
わかったよ、雪音。てか、雪音ってアナル未開通?
「お、いいね。なら今度アナルバージン貰おうかな、いいだろ?」
「アナル慣れるのって時間かかるらしいぞ。俺は精液飲んでもらおうかな。
ほら、雪音の大好きなお薬の時間ですよ」
(女王蜂に従う働き蜂のように、男たちはその指示に従った)
(これも魔力の影響か、雪音の言葉に男たちは逆らおうという気すら起こらない)
(あっさりとこの状況を楽しむことに意識を切り替えている)
(尻の処女を貰いたいと言い出したのは、バスケ部の林田の方だ)
(バレー部の伊藤の方は、既に短パンをずらして勃起したペニスを突き出している)
(おどけ乍ら、汗臭い亀頭で雪音の頬をぴたぴた叩く)
(負けじと林田もペニスを取り出し、ぐりぐりと唇に押し付ける)
まだそんなに濡れてないよな。
もうちょっと解さないとな。
(一方、尻を突き出され勝手に楽しめと言わんばかりに放置されてしまった牧村は)
(あまり面白くない。指を浅く裂け目に潜り込ませる。指先から滲み出た未知の)
(液体は、本来なら気持ちよくなった時に脳内に発生するドーパミンやオキシトシン)
(エンドルフィンの分泌を促す。いわば麻薬を注射しているようなものだが、薬物と)
(違い後遺症はない。それを本能的に使い、女王たる雪音をよがらせようとしている)
(二本の指が浅く、くねくねと動き膣内に快感物質を塗り付けてゆく)
【置きレスにお借りしました】