>>359
「……えっ?」

(彼女の言っていることに嘘は感じられないが、少し返事に戸惑う)
(名付けた人にずっとついていく……、つまりはこの人形には魔術や呪術などの念が強く込められているのだろう)

「うーん……少し考えさせてください。私もその手のことについては多少なりとも知識はありますけど、でも……」

(雅は縁や運命というものを信じている。藍がその人形と出会ったのも何かの運命ではないかと考えた。だが、)

「その子が藍さんに出会ったのが運命と考えるなら、私が『二人』と出会ったのも何かの運命と考えるのが道理ですよね。
なら……こうしましょうか、名前を藍さんが考えてください。その考えた名前を私がその子へ正式に名付けます。」

「できればこの子を私と出会わせてくれた藍さんのこともこの子に憶えさせてあげたいんです。
そしてなにか私の手にも及ばない事態が発生したらお願いできますか?」

(雅は藍へそう提案する)

【お待たせしました、よろしくお願いします】
【時間帯のほう承知しました】