>>364

「はいこれで……おしまいっと。何かあったらすぐ呼んでね」

(ふと、藍のキーホルダーを見る来栖の視線を感じる)
(やはり普通の女子高生がつけるものではないと思われているのだろう)

「……この火縄銃?これはね」

(藍が火縄銃型のキーホルダーの引き金に何気なく指をかけ、すると)
(黒く塗られた火縄銃がするりと現れ、その銃身が月明かりに照らされる)

「こういうこと。この銃のおかげで私は危ないことに足突っ込めるの!
 学校では秘密にしててね」

(藍が銃身をとんと叩けば、その意志に応えるように再び火縄銃型のキーホルダーへと縮んでいく)
(他にも道具は色々あるが、藍が一番信用しているのはこの火縄銃ただ一丁だ)

「さて、それじゃあ……またね!
 雅ちゃん、今日はありがとう!」


【ではこれにて〆】
【長丁場のお付き合いありがとうございました!また一緒にできると嬉しいです〜】