>>419
はい、そうしてくれると私もミヤビも助かります。

(藍の身体にかかる体重は普通の人間に比べると非常に軽い)
(臓器や血液などは必要としていないが強度のために入れてある骨などの重量がその大半で20s程度のようだった)

そう言われるとなんだかこそばゆい気持ちになりますね……

(人形みたいと言われ、少し照れたようなしぐさをカバンを背負っていた人形がとっていた)

それじゃあ行きましょうか。

(カバンを背負った人形が先頭に立ち、藍を間に挟んで殿を3体のマネキンを運んでいる人形が務める)
(月明かりと街頭が照らす中とはいえ、若干の不安を抱えるような明るさの中歩いていると、藍が話しかける)

昔は田舎の実家で家族と一緒にいたんですけどね。
術を覚えてこうなってからは一人で過ごしてるので普段は一人ですね。
時期は…………10歳くらいからだから……7年程度でしょうか?
でも寂しくはないですよ、学園に行けば友人はいますし家も私だけじゃなくてこの子たちが沢山いますから。
手当とかも昔親から教わった技術と独学で得たもので一人……うーん、場合によっては二人係でやってますね。

(雅の言う『二人』というのは人形の補助のことを含めての数なのだろう、必要であれば人形を動かして文字通り二人分の仕事を一人で行っているということだろう)

家にはもう一人ミヤビと同じくらいの子がいるのでその子に手伝ってもらいながら手当もしてます。

(雅は人形たちのことを生きている人間、それも家族のような口ぶりで話す)