>>53
ああ、確かに。
流石にあんたと同列扱いされたら豚に失礼だよね。
豚は人間様の食料になるけれど、あんたはそれ以下だものね。
(く、く、く。これ見よがしに喉で笑う。嗤う)
(おまえは蔑みの目で見られるのがうれしいのだろ?)
(おまえは罵られるのが嬉しいのだろ?)
(言葉にせずとも全身の態度で表現している)

こんな玩具くらい、いつものあんたなら壊せるはずさ。
だってこれ、そこまで頑丈じゃないし。
そうしないってことは……もう、認めたら?楽になるよ。
(ギシギシとベッドが揺れるも、反抗はそれだけだった)
(それが何よりの証拠なのだと、周到に追い詰めてゆく)

誰もがあんたみたいになるわけじゃないさ。
私を組み敷きたがる男は多いけどね。
ああ、もしかして、認めなかったらもっとすごいことしてもらえると考えてるのか。
なら、その期待に応えないとね。
(ギシ……ベッドがもう一度軋む。朱音が乗った分だけ負荷がかかったのだ)
(足を開き総司の腹の横に両足をつける)

ほら、ごちそうだよ。たっぷりと味わいな。
(仁王立ちになり唇を開ける。口の中溜めた唾液をとろりと垂らす)
(狙いは総司の口。飲ませる算段だ)
(避けようにも動きが制限されている為、顔が唾液で汚れることは避けられない)