>>576
(なん往復かしてようやく火が鎮火したのを確認できると、ほうと息を吐く。)
(そうしてからふるふると首を横に振れば腰元まで伸びた黒髪がともに揺れ、安堵をもう一度振り払う)
え、ええと、そのっ……足とかはこれで、それから顔も……
(そう言いながら水に浸した制服の上着とハンカチを差し出していると、少女が掌を向けて見せてくる)
(語られる事情はそう複雑でもなく、第三者の介入等もないもので、紛らわしいと思うよりも先に、ただ、今度こそ安堵の息をもらすのだった。)

それは、わかりましたけど……
(うん、とうなり声をひとつ。口許に手を当てて考え込む)
(嘘をつくことに対する抵抗とは別に、その程度の隠蔽で現代警察を騙し通せるのかと言う疑問を抱く)
(前髪に隠れた眼を伏せて、思案に集中するあまり消火活動で濡れたスカート、そこから伸びる脚)
(さらにその奥の濡れて秘部やお尻に張り付くピンクの下着を少女の視線に晒して)
……えっと、追求されたら嘘を突き通せる自信はないです
(そう言って苦笑をもらす緋彩には下手に嘘をつかせるよりも通りがかったら火に巻かれてた人がいたので消火活動をした程度に)
(とどめた方がまだ事実を喋らずに済むだろうか)

(遠くからサイレンの音が近づきつつあるそろそろ消防や救急の人間が到着する頃合いかというところで)
(どこかぶっきらぼうというか、少年のようなしゃべり方をする少女が十字を切る)
(彼女は藤堂薫というらしい。頭のマリアと言う名前は緋彩にはよくわからない制度で呼ぶ時に少し戸惑ってしまうかもしれないなどと)
(そんな心配をしてから自身も口を開き)
えっと、私は、かなん…ひいろ…です。同じ学園で私は高等部、ですね……
(自分に対する自己紹介でなかったと思われる言葉で一方的に名前を知ってしまった後ろめたさからつい名乗り初めて)
えと、その……嘘の方は頑張って、みます……
(しゃがみこんで視線を合わせるとぐっと拳を握って意気込みをアピールして)

【えと、置きレス……です。】
【こんなの、でいいんですか……///うー……】
【あまり、細かいことは私も知らないので、突っ込んでいけません、、、】
【刃渡り1mって大剣なのかなぁとか思いつつ】