>>61
(変態と笑われ、罵られる)
(だがそれは渡辺にとって興奮を煽る材料でしかなかった)
(次に何をしてもらえるのか。言葉でも行動でも、身体は渡辺が望む反応を返し、快感を得てしまうだろう)

む、鞭っ!?おい待て、さすがにそれは――うあっ!

(鞭がしなり、風切り音がして渡辺の身体が二度叩かれる)
(通常、SM用の鞭はあまり痛くならないように設計されているものだが、この鞭は明らかに違う)
(叩かれた場所には見事に赤い腫れができ、SMというより拷問用に近いかもしれない)
(大剣の加護で身体が強靭になっていなければ、今の二振りでどうにかなっていただろう)

はあっ……あうっ…ああ……

(赤く腫れあがった胸板を霧原のすらりとした裸足が踏みつけ、ローションと共に蹂躙する)
(既に再生は始まっていて打たれたときほどの痛みは感じず、裸足がぐりぐりとローションを塗り広げるように腫れた部分を踏んでいく)
(普段はスカートや靴下に隠れているその足、今や太ももから足のつま先に至るまで隠すものが何ひとつない霧原の足は美しい)

(その足が動き、渡辺の身体を踏みつけるたびにわずかな痛みと、それを上回る快感を感じてしまう)
(本来な異形と戦うための強靭な身体と、化物じみた再生能力)
(それらを快楽を得るために使っているという背徳感が、さらに渡辺の被虐嗜好を加速させる)


【こんばんは、今夜もよろしくお願いします】
【綺麗な女性に踏まれるって最上のご褒美に近いと思うんですよね】