>>174
(ミントからの視線が変化したことには気付いていた)
(自分は彼女にとって肉欲の対象であり、性癖をぶつける相手だと否でも認識させられる)
(娼館に居た時にも下層の人に身体を自由にはされたが、その時は刑罰の認識もあり、気にならなかった)
(今、貴族達の前でお披露目をしても、あくまで彼らは貴族階級)
(石工のミントは明らかに下層であり、その彼女から受ける奴隷への視線に改めて最底辺のマゾ奴隷娼婦となったことを実感した)

私はアイビー様のモノ、私の何もかも全て……捧げます……
ありがとうございます、私はアイビー様の奴隷でしかありません……

(仮に抗った所でそうなるのは確定的で、覆す意志も気力も失っていた)
(ただ、それの意味するところがどこまでの深淵なのか、理解が及ばないのは想像も付かないからで)
(ただ、何か不吉な、そうしたモノはわかっていた)

あっ!?んんっ!?

(元より魔力はさほども無いミレイユにはこの術も強く感じられ、首に赤黒い光が浮かぶと声が漏れる)

私がアイビー様に、そんな……
連なるもの、所有するもの……私、にも……

(呪いの及ぼす所が自分にも適用されると聞いて、自害すら許されない事に気付く)
(ここまでの立場に堕ちた奴隷は恐らく自分が初めてだろう)
(アイビーに所有される意味を明確に自覚すると同時に自分に関わる人々をも差し出した事に気付き、血の気が引いていた)

はい、アイビー様、仰せのままに……

(やりたいことを察すると腹を膝に乗せて態勢を整える)
(尻を叩かれながら感じるであろう自分自身の淫らさを想像してしまう)
(胸も張り詰め始めており、やはりマゾ奴隷に相応しい反応を示し始めていた)



【いえ、大丈夫です】
【漸くミレイユも気付きましたが、尻叩きに悶えることになるでしょう】
【次はミント関連に場面転換でしょうか?】