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え…?
(耀の言葉にキョトンとする少女)
あ、あたしは…そんな超能力なんて…ふあ…!?
(少し焦りながら首を振る少女を、耀の両腕が抱き締めてくる)
(でも耀が同じ思いでいてくれるのなら、少女にとってこれ以上の喜びはない)
…お兄ちゃんっ
(少女もそれに答えるように、耀を抱き締め返すのだった)

(密着した少女の胸を撫でながら、耀が素知らぬように話してくる)
ふ、ぇ…あ、な、何でも、ない…わけじゃない、けど…んっ…
(昼間着ていたような厚手の服なら、撫でられるだけなら強い快感は感じなかっただろう)
(でも今着ているのが布が薄い浴衣なだけに、撫でてくる耀の手の感触が感じられてしまう)
(この状態で揉まれたりしたら、きっと食事どころではなくなってしまうかもしれない)
(少女の胸を撫でながら、耀はタケノコの天ぷらを頼んできた)
あ…う、うん…タケノコ…あ、これだね
(箸でそれを摘まんで、落とさないようにゆっくりと持ち上げる)
(撫でられる胸がじわじわと火照ってきているが、天ぷらを落としてしまうほどの刺激ではない)
お…お兄ちゃん、はい…あーん
(天ぷらをそっと耀の口元へ運んでいく)
(館でも2人で食べさせあったりするが、こうやって浴衣同士で寄り添いながらは初めてだ)
(同じような光景なのに、いつもと違う感覚を覚えてしまう)
あ、お兄ちゃん…あたし今度は、お魚食べたいな
(耀に食べさせながら、少女は自分の希望も伝えた)

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