>>12
嫌っ……ンアッ……ハフゥ……止めて……ハゥ、アンッ……
(拒絶の声にも関わらず、痴漢の手がよりしっかりとお尻の肉を掴んでくれば)
(すでに媚薬の影響で発情した身体は、甘い官能を呼び起こしてしまう)
(言葉には拒否の単語が入っていても、吐息は甘く切ない響きを含んでいた)
(痴漢の掌には、十代の少女のような青い硬さはとれ、かと言って弛んではおらず)
(ジムで鍛えた張りのある瑞々しさと女性らしい柔らかさを絶妙に兼ね備えた成熟した女性の肉の感触を伝えて)
(二度三度と尻肉を揉み込まれれば、もっと触っていたいと思わせるような弾力を掌に返してくる)

ハァン、ンンッ……止めて……アフゥ ……お願い……ンァ、ァンゥ……だから。
(背後に痴漢がぴいたりと立ち身体が触れ合い、荒い吐息が首筋や耳元に掛かっただけで)
(ゾクゾクとする痺れが背筋を駆け上り、我慢しようとしても甘く熱い吐息が漏れてくる)
(胸を鷲掴みにされると、媚薬の効果と今までの僅かな刺激ですでに乳首が勃ち、乳輪が膨らんだ乳房の奥から)
(より強く甘い疼きが身体に走り、身体から力が抜けかけて堪らえようと自然と内股になり)
(そのままも胸とお尻を揉まれれば押し寄せる快感に、長い脚が折れ高い腰の位置が下がってしまう)
ンハァ……それ以上は駄目っ……ンンゥ……アハァ……もう止めて……。
(お尻を揉んでいた手がスカートの表面を後ろから前へと滑り、太腿の内側を擦りながら這い登れば)
(痴漢の手首を掴み押し返そうとは試みるが、元から男性の力に勝てる筈もない上に)
(熱い吐息が首筋や耳元を襲い、Eカップの胸を揉まれれば快楽に力が抜けて易々とタイトスカートの中へ侵入を許してしまう)
ンン、アンゥ……ハァ、ハゥッ……アハァ……ンァ、ンンゥ……。
(痴漢の指が黒のTバックのクロッチ部に届くと、そこは溢れた愛液で濡れていて)
(表面をなぞっただけで指の腹が滑るほどで、指で押し込めばジワリと新たな愛液が溢れ出る)
(莉緒の身体には雷で打たれたような鋭い快感が身体を突き抜けて、拒絶すら忘れ嬌声だけを上げてしまう)
『嫌なのに、気持ち悪いのにどうして? 気持ち良い……すごく気持ちいいの。
 駄目、痴漢の良いようにされて流されては駄目。
 でも、でも、でも……もっと気持ち良いの欲しいの。
 直に乳房に触って敏感な乳首をもっと苛めて。
 アソコの指を突き入れて、トロトロに蕩けた私のオマンコ掻き回して』

アハァ……ンァ……ァンゥ……イィ……の……ハァ、ハァ……違ぅ……こんなの……ダメェ……ンハァ、アンッ……イイッ……。
(ドレスの上から乳房を特に重点的に乳首を指で挟まれ捻られ刺激され)
(同時に押し込み捻るようにクロッチ部をなぞられてしまう)
(もう官能の焔が全身で燃え盛る莉緒の身体を理性で鎮めようするが、その理性さえ快楽に押し流されて)
(何度も腰が落ちかけ痴漢の勃起したペニスをズボンの上から当たり、慌てて腰を上げてを繰り返す)
(それは取りも直さずお尻の窪みでペニスを何度も擦るような動きになってしまう)
『すごく気持ちいい。美緒もこんなに気持ち良い思いしていたの?
 私ももっともっと欲しいの。美緒と同じ快感味わいたい。
 その大きなペニスで私のオマンコ突いて欲しいの。私を美緒と同じにしてお願い』
ンアッ、アァッ……ンッ、ンゥ、ンンン〜ッ。
(ロータを膣内に押し込まれればその刺激で絶頂を迎えて、愛液が溢れて)
(穿いているのかすら分からない薄手のストッキングの内腿に染み込み流れ落ちる)
(手摺にようやく掴まりしゃがみ込むことは堪えたものの、電車が降りる駅に到着して)
(フラフラと泥酔しているようによろめきながらホームへ降り立ち、ゆっくりと何度か立ち止まりながら改札へと向かう)
『家に着いたらディルドで思いっきりオマンコ掻き回して美緒みたいに何度もイキたい。
 美緒みたいに……美緒のように……』
(もう思考は自慰をすることしか考えられず、駅の化粧室でローターを取り出すことも)
(いつものように不審者が居るか周りを窺う余裕もなく、よろめきながら真っ直ぐに家を目指していた)