>>111-112
[…………怖い。
 もしアレが私の膣内に入ってきたら…………。
 きっと壊れちゃう]
(性教育の授業で子供の作り方も、それがセックスと呼ばれる行為なのも知っている)
(自分より早く大人への階段を上ったあまり親しくないクラスメイトから聞いた、初めての経験がかなりの痛みを伴うことも)
(だけれど、男の人の性器がこんな形をしていて硬く、熱く、予想以上に大きく、変な形)
(一言で言えばグロテスクな形をしているなんて、誰も教えてくれなかったし知らなかった)
(本能的な怖れが快感を一気に押し流し、身体を緊張と恐怖に竦ませてしまう)
…………ゃ……ぃゃぁ…………んぅ。
(痴漢の人の熱く太い硬く、深いくびれを持ったそれが何人もの少女たちを大人にしただけでなく)
(虜にして、最後には身体と心の両方に悦びの記憶を深く刻み込んだことなど知る由もない)
(今はまだ無垢な乙女の心が大人への階段を一歩上ることを躊躇わせ、立ち止まろうとさせてしまうけれど)
(ショーツの上から何度も肉棒を擦り付けられ、陰核を押し潰したり擽るように刺激されれば)
(恐怖を飲み込もうと再び快感が敏感な身体を誘っていって、拒否のか弱い声を漏らしつつ)
(最後に僅かに鼻に掛かった甘い吐息を漏らしてしまう)

[なに……これ!?
 怖いのに……アソコがヒクヒクして……変な感じ]
(ペニスがゆっくりと股下を通って、前後に動き始めるのと一緒に)
(ショーツ越しに割れ目に充てがわれた指が、ペニスが前に向かって動けば浅く股布ごと膣内へ挿入され)
(ペニスが股下を割れ目を擦りながら引かれて行けば、指はクリトリスへと登ってきて)
(揺らしながら押し潰すように刺激されてしまう)
(その度に敏感な身体は新たな快楽を生み出し、身体を鋭く突き抜けるように駆け巡る)
(女性器も一緒に震えて、充血してぷっくりと膨らみ桜貝のようにピンク色に色づいた小陰唇はヒクつき)
(膣襞からたっぷりと湛えられた愛蜜が溢れて、クロッチに出来た染みをさらに大きく広げていく)
いゃぁ……ん、んん……ダメェ……あ、あぁん……んぅ、んっ。
[駄目……ダメなのに……アソコが蕩けるみたいに気持ちいい!!]
(ペニスと指のコラボレートされた動きに翻弄されて、中指が膣内に挿れられる動きが)
(ペニスの挿入を連想させているのも気づかず、陰核に与えられる刺激と指を挿れられて揺らされるだけで意識が白く飛びかける)
(長くスラリと伸びた脚は快感に震えて力が抜けかけて、より強く割れ目をペニスに押し付けてしまってさえ居るのにも気づかない)
えっ!? 駄目……それだけは駄目……許して……ください。……お願い……します。
(耳元で囁かれた全く想定させしていなかった言葉に、大きな衝撃を受けて快楽に蕩けていた目を大きく開いて拒否をする)
(だけれど、背筋には甘く切ない疼きがゾクリと走って、思わず甘い痺れに身を任せてしまって)
(ショーツを押さえるための手の動きが、ワンテンポと言うには遥かに遅れて)
(手がショーツのあった位置に伸びた頃には、すっかりと痴漢の人に太腿の中ほどまでショーツを降ろされてしまっていた)
(自分では見えないけれど、壁を作る鑑賞担当のカメラには秘所からショーツへ)
(愛蜜が糸を引いて切れる映像までしっかりと写り込んでしまっていた)

あっ!! 駄目……やっぱりダメッ……。
(ペニスが前に送り出されて、亀頭の強い弾力を持つ感触がお尻に伝わってくる)
(いくらお尻が他の場所より鈍感とはいえ、意識がそちらに向いていれば形や硬さ、熱を帯びていることは感じ取れて)
(男性を知らないどころか、性的な経験すら痴漢をされるまでは乏しかっただけに恐怖が一瞬とはいえ快感を覆い尽くす)
(身体をビクリと震わせ硬直させて慌てて太腿の間を閉じようとするけれど、快楽に侵された身体に上手く力が入らない)
(拒否しながらも先走りをお尻に塗りつけながら、前へと進む亀頭を押さえることが出来ずに受け入れてしまう)
はぁ、んっ!! んんぅ、んぁ……あっ。
(完全に勃起し上向きになった亀頭が、興奮し充血して膨らみ指で広げられた陰唇に触れれば)
(それだけで快感が身体を突き抜け、抑えきれない高く甘い声が漏れてしまう)
(指が秘裂に触れ、クリトリスを一頻り捏ねると今まで以上に鋭い快感が襲ってきて身体をプルリと震わせる)
(薬指と人差し指が大陰唇を大きく左右に開き、中指が膣内に挿入されれば)
(ペニスが挿入されない安心感に、ホッと安堵の吐息が漏れる)