>>122-123
[来た。来てくれた]
(ホームで電車の到着を待っていると。背後の誰かがそっと寄り添うように立つ気配を感じる)
(いつもの痴漢の人だとはおもうけれど、もし一度だけ遭った乱暴な痴漢のような人だったらと思うと)
(僅かに緊張が背筋に走り、自然と強張っていくのがはっきりと分かる)
(約束のドアから車両へ乗り込み、電車がゆっくりと動き出してすぐに)
(デザインは一緒でも、生地が薄くなったロイヤルブルー基調のチェック柄のプリーツスカートに痴漢の手がお尻に触れてくる)
(その感触だけでいつもの痴漢の人だと分かって、安堵と嬉しさが心に溢れて)
(緊張していた表情も微笑みを湛えた魅力的なものへと戻る)
ん……んん…………ぁっ。
(スカートの上からお尻の谷間を撫でていた中指が裾まで降りて、捲り上げて中に手が入って来て)
(プレゼントされたエッチなデザインの白く滑らかなショーツを撫でまわされれば)
(甘く切ない痺れが背筋を駆け上がってピクリと背筋が揺れ、抑え切れずに甘い吐息が漏れる)
(ショーツの柄を確かめるためとは云え、いつも以上に丹念にお尻を撫で回されれば敏感な身体はすぐに火照り始める)
ん、んくぅ……応援に来てくれていたんですか?
ぁんぅ……ありがとうございます。
でも、んんっ、んっ……本番は次だからもっと頑張らないと……ん、大きくて硬い。
(下ろしたてのスカートにマーキングしたペニスが内側に潜り込んで来て、お尻に密着してきただけで)
(お腹の奥がキュンと疼いて快感が全身を駆け抜けて、うっとりと目を細める)
(快楽に堕ちてはいても、新体操に関しては向上心を失っていなくて)
(次の大会に向けての意気込みを甘く蕩けた声ではっきりと言い切る)
(その間にもペニスはお尻の谷間に沿って進んで来て、ぴったりと閉じた太腿の裏側に当たって止まり)
(代わりにスカートの中を身体の前に回り込んできた右手が、お腹を擦ってから下へと降りていく)
ん、んぅ……素敵なプレゼントありがとうございます……はぁ、はぁ。
エッチなデザインだけど……んぁっ……レースがとても綺麗で……あんっ。
……でも、ごめんなさい……あっ、ぁぁ……この前の約束、クラスメイトに気づかれそうになって……最後まで出来なくて……はぅっ。
良い……これ好き……んん。
(女性器の部分が父親の下着のように割れているのには驚いたけれど、丁寧に刺繍されたレースのデザインは気に入って)
(部屋で何度か親には内緒で身に着けてみて、羞恥と高揚を感じてこの時が来るのを心待ちにしていた)
(ただ、精液をたっぷり塗り込められたショーツを、一日穿いて過ごす約束を働いて果たせなかったことを)
(弱々しくボリュームが落ちた声は、少し震えていて心から詫びる気持ちを伝えながらも)
(中指がクリトリスの周りを突いてくれば甘い吐息を漏らしながら、身体をピクリと震わせる)
(さらに中指が下へと降りて、指の腹が割れ目に押し付けられればヒクっと小陰唇が戦慄て)
(内側からは温かな愛液がトロリと溢れて来て、指の先端を濡らしていく)
(股を開くように言われるまでもなく、快感を記憶してしまっている身体は)
(指の刺激が股を開く合図でもあるかのように無意識にゆっくりと開いて、ペニスが先へと進むことを誘う)
んぁ、ん、ぁんぅ……すごいの。
(大きく張った熱を帯びた亀頭が、割れ目を擦り引っ掻きながら前へと振動を与えられながら進んでいけば)
(お腹の奥が震えて疼き快感が身体を駆け巡って、鈴口から滲み出た先走りに応えるように、亀頭へ肉茎へと蜜を塗り込めていく)

せっかくの……んん、ぁふぅ……大人っぽいショーツだもの。
はぁ、はんぅ……素材も、デザインも、肌触りも似たものを……んぁ、ん……選んでみたの。
初めて行ったお店で、大人じゃない私が……んはぁ、んっ……エッチなブラ買うの……ぁぅ……恥ずかしかった。
好き……はぁ、はぁ……私も痴漢さん……ん、ん……大好き。
(選びに選んだ大人っぽいデザインの質の良いブラジャーを褒められれば、素直に嬉しくて)
(ちょっと高級なランジェリー専門店へ行き、緊張しながら店員さんのアドバイスを聞きながら選んだことを思い出す)
(上質なワンピースで店を訪れれば、若くてもお嬢様育ちなことは店員の女性にも伝わって冷やかしと思われず)
(親身に相談に乗ってもらえたものの、それが痴漢されるためとは口が裂けても言える筈も無くてかなり羞恥を覚えていた)