ん、んんぅ……痴漢さんが嬉しいなら……あんぅ、んっ……私も嬉しいの。
(最初に抱いていた痴漢に対する嫌悪と怒りは、自分でも気づいていなかった性的刺激に敏感な身体に快楽を刷り込まれ)
(何度も絶頂へと導かれる度に変化して嫌悪と怒りは薄れ、快感を与えてくれる人として受け入れ)
(強引な痴漢から助け出してくれたことで好感を抱き始めて、絶頂の快楽は理性を突き崩し)
(絶頂に達する悦びは、行為への好意から快楽を与えてくれる相手への好意へと徐々に変化をしてきていた)
[胸揉まれるのも、アソコ男の人のに擦り付けるのもキモチイイ……好きなの]
[この気持ち良さを教えてくれた痴漢さんも大好き]
(相手への好意を認めてしまえば、非日常の背徳的で他人に見つかれば)
(痴漢だけでなく、自分も好奇の視線に晒されてしまうこの行為への危機感が薄れて)
(好きなのだから気持ちが免罪符になって、痴漢の人より若い分より大胆さを見せ始める)
あふっ……んぁ、んっ……キモチイイ……はぁ、はっ、はぅ……もっと、もっと……。
(口を押えていても甘い吐息と嬌声は抑えることはもう出来なくて、より強く快感を求めて)
(背中に感じる痴漢の人の体温と汗の匂いに、腰を前後に振る動きはより大胆さ増して)
(より強く先走り液と愛液を掻き混ぜるように、ペニスの上側に小陰唇を擦り付けていく)
ん、んん……胸も良い……あっ、ぁはっ……んん、ん、んっ。
(制服の内側でしっとりと汗ばんだ乳房を掌で揉み込まれると、白く滑らかな肌は手に吸い付くような感触を帯びて)
(反対に凝った乳首を指で扱かれ、潰すようにされればビリっと電気が走るような痺れに背中が震えて)
(快楽に力が抜け腰が落ちかけたまま、小陰唇が亀頭を半分包み込んだ状態で腰を引くと)
(亀頭がクリトリスをかすめてより強い快感を生み出して、コプリとより沢山の愛液が開きかけた膣口から溢れて)
(ペニスに塗りつけ切れなかった蜜が、ツーっと糸を引いて電車の床へと落ちていく)
(完全に快楽を痴漢の人と一緒に得ることだけしか頭になくて、一気に高みを目指して腰の動きは熱を帯びさらにスピードが上がって)
(発情した雌の匂いに少女らしい甘い香りが混ざって、相手の男性をも追い込んでいく)
んぁっ、はぁん……はいっ……ん、んぅ、んんっ……イク……ぁっ、あんっ……イッちゃう……んんっ、んっ、んっ、んんんぅ!!
(絶頂へと導く優しい囁きの熱い息を耳穴に吹きかけられれば、背筋がゾクゾクと戦慄いて)
(指が両方の乳首を摘まみ扱き上げられて、亀頭がプックリと勃ち包皮から顔を覗かせたクリトリスにぶつかり押し付けられれば)
(ビリビリと亀頭がクリトリスをかすめた時より強い痺れが、つま先から頭の先まで一気に駆け抜けて)
(意識を真っ白に染め上げると同時に、お腹の奥がキュンと疼いてヒクヒクと蠢いた膣口からはビュルっと愛液が溢れて)
(割れ目にも打ち付けられる精液に混ざり合いながら、太腿へもツーっと垂れ落ちながら)
(スカートの裏地へもベットリとぶっかけられた濃厚で独特な匂いを放つ精液を受け止めていく)
(絶頂を極めた敏感な身体からは力が抜けて、乳房を手で股間を肉棒で支えられていなければその場に崩れ落ちそうなほどで)
(痴漢の人の胸に背中を預けたまま、ペニスと精液の生々しさを恍惚の表情で受け入れてしまう)
んぁ、んっ……すごく……んはぁ……はぁ……キモチイイの……はぁ、はっ。
(性器同士が擦り合わされ、クリトリスを再び亀頭がかすめればピクッと背筋を震わせて)
(乳房を持ち上げるように触れられたまま、乳首を軽く指先で擦られれば鼻に掛かった甘い声を漏らしてしまう)
(心も身体も痴漢の人が与えてくれる絶頂の悦びをもっと欲しくなって)
(無意識のうちに絶頂の余韻で上手く動かすことが出来ないまま、腰をゆっくりとぎこちなく前後にスライドさせてしまう)
……イヤッ、ヤッ……止めないでお願い……もっと、もっと欲しいの。
(最寄り駅へと近づいたアナウンスさえ、絶頂の余韻を引き摺る理絵の耳には届かなくて)
(ずらされていたブラジャーを直されて、セーラー服から手を抜かれて)
(スカートの中からもペニスを引き抜かれれば、小さな子どもが駄々をこねるように頭を左右に小さく振って)
(貪欲に一度だけでなくもう一度絶頂へ導いてほしいとお強請りをしてしまう)
(だけど新しい快楽を送り込まれることはなくて、ギュッと強く抱き締められてから自分の名前を呼びかけられる)