>>131-132
[後ろの人間違いない。やっぱり来てくれた]
(痴漢の人との約束の場所で待っていれば、背後に誰かが立つ気配を感じる)
(それは、もうすでにお馴染みになってしまった相手の気配そのもので)
(来てくれたことへの嬉しさと、もしかしたらとの迷いと恐れがごちゃ混ぜになって)
(心が乱れてギュッと胸の前で拳を軽く握ってしまう)
あっ! ん、んんぅ……ぁん。
(電車が動き出してすぐにスカートの上からお尻を触られると、背後に居た人物がいつもの痴漢だと確信する)
(中指がお尻の谷間に沿うようにしてスカートの表面を滑り、裾まで指が達して)
(スカートを捲り上げられてショーツ越しの愛撫を受ければ、身体がポワッと火照り始める)
[エッチな子って思われないかな? 悦んでくれると良いんだけど……]
(花柄精緻な総レースのローライズ、しかもサイドリボンの紐ショーツに同じ刺繍のされた総レースのストラップの細いハーフカップのブラジャー)
(自分の年齢には少し大人び過ぎていて、買うのもこの前のブラジャー以上に恥ずかしかったけれど)
(痴漢の人が悦んでくれるならと購入して、今日身に着けて駅までやってきた)
(でも、ショーツをいつものように愛撫されれれば、エッチ過ぎる下着に相手が興醒めしてしまわないか)
(痴漢心理なんて分かる筈もない少女の気持ちは、揺れ動いてしまっていた)
あっ……ありがとうございます。……嬉しい……んぅ。
確かに失敗はしたけれど、あれくらいしないとインターハイにでても入賞できないから。
先生には出場が決まる前から大技なんて大胆過ぎるって怒られたけど……。
あれやらなければインターハイに出れたかもしれないって、出場が決まってから大技の練習したって遅くないってお説教されちゃった。
(ボール演技での失敗に触れられてチクリと胸が痛み、その後に指導をしている先生からかなりお小言をもらったのを思い出したが)
(インターハイ出場を逃したのは残念に思っていたけれど、大技を失敗したことは気にしていなかった)
(宮本選手が高校を卒業してからは、理絵がいる地区の上位選手の力は拮抗していて)
(理絵の視線は地方大会で無難にインターハイ出場権を得るよりは、すでにインターハイでの入賞に向いていた)
(理絵の時に無謀とも思える大胆さは新体操だけではなく、今身に着けている下着にも十分現れていた)
(「綺麗だったよ」と言われれば、このような状況でも嫌な気はしなくて)
(髪に隠れておそらくは気づかれないであろう場所の首に、吸うようなキスを受ければ身体が疼くような快感が生まれる)
ん、ぁっ……だめぇ……押し付けたら……。
(スカートに押し付けられたズボンの膨らみが、何を意味するかはもう分かり過ぎるくらい分かっていて)
(身体が内側から炙られているみたいに熱くなるのを感じながら、ズボンから取り出された男性の象徴が)
(スカートの中に潜り込みショーツに押し付けられれば、駄目と拒否する小声を漏らしつつも)
(それの声には期待し誘うような甘く蕩けたような響きが混じっていて)
[お腹の奥がキュンって疼いちゃう、アソコもう濡れちゃってる?]
(背筋がピクリと震えて、お腹の奥が期待に疼いて、震えた膣壁からは早くも愛液が下へと溢れていくのを感じて)
(うっとりと恍惚の表情を浮かべて目を細める)