や、やっぱり駄目……恥ずかしい……。
(割れ目を愛撫していた指が離れ、ショーツを結んでいるリボンに痴漢の指が掛かると)
(恥ずかしさが戻ってきて、言葉では「駄目」と拒否しつつも漏れた声は甘く蕩けて誘っている以外の何物でもなかった)
[すごく恥ずかしいのに、身体がそのまま蕩けてしまいそうなほど熱いの。
怖くて恥ずかしいのにこんなにドキドキするのはなぜ?]
(ショーツを結んでいるリボンを解く痴漢の指をスカートの上から抑えるものの、その動きを止めるほどの力は入っていなくて)
(そのまま両側の結び目を解かれて、ショーツがするりと肌から離れれば)
(ショーツと割れ目の間に愛液の糸がツーッと糸を引いてぷつりと切れて、僅かに電車の床にも滴り落ちる)
(痴漢の人の手の動きで僅かに空気が動けば、スーッとした感覚が女性器を擽る)
(それだけの刺激にもヒクリと陰唇が蠢き、新たな愛液が溢れて割れ目を潤してしまう)
(覚悟を決めて、お尻に擦り付けられた熱く滾ったペニスを向かえ入れるために、両足を少し広げて踏ん張るように足を開く)
(溢れた愛液が前に進んできた亀頭にまぶされて、道標のように割れ目へとそれを誘う)
んあっ!!
[私のアソコに痴漢の人のが当たって…………]
(大陰唇を亀頭が押し開くと、愛液にたっぷりと濡れた小陰唇が亀頭とキスをしたように触れ合って)
(亀頭が割れ目を擦ってくればヒクリと小陰唇が息づいて、愛液がトロリと溢れて亀頭全体にコーティングしたようになる)
あっ、はいっ……でも、ゆっくり……優しく……お願いします。
(優しい痴漢の人の声に励まされるように、はっきりと返答をするものの、その声は微かに裏返り震えを含んでしまう)
(亀頭が小陰唇を左右に押し広げながら膣内へと挿入されてくれば、ピリッと身体が引き裂かれるような痛みが走って)
んっ、くっ……ぃ、痛ぃ……はっ……んくっ……と、止めて……。
(大きな亀頭が少しずつ前に進むたびに、処女膜が引き伸ばされて裂け目が広がれば)
(ヒリヒリとした痛みがさらに強まって、目には大粒の涙が浮かび、切羽詰まった声が挿入の中断をお願いするけれど)
(途中で行為を止めるほうが痛みが長引くことを知っている痴漢の人は、願いを聞き入れずもう少しだけ腰を押し付けてきて)
(大きな亀頭がすっぽりと膣内に収まれば、押し広げられていた小陰唇と裂けた処女膜が窄まって)
(少しだけ痛みが引くけれど、ペニスの竿の部分には決して多くはないけれど処女を失った証である血が伝わり落ちていた)
[友達に聞いてはいたけど、こんなに痛いなんて思わなかった。
こんなに痛いのに、指で触られるより本当に気持ちよくなれるの?]
(痛さに目に溜まった涙が頬をつたい落ちて、頭を小さく左右に振りヒリヒリする痛みに耐えるけれど)
(それはすぐには収まらなくて、友達に聞き想像していたよりも処女喪失の痛みは大きくて)
(もっと気持ち良くなれると断言した痴漢の言葉さえ、いままで嘘をつかれたことはなかったが)
(本当は自分とセックスしたかっただけではないのかと、疑念が心に湧き上がる)
「ごめん、痛かったよね。もうこれ以上は痛くしないから」
(優しい声とスカートの上からお腹を擦る手付きは、処女喪失の痛みに身体を震わす自分への労りを感じるけれど)
(まだ快感は感じておらず痛みだけに支配されたいた)
(でも、亀頭を咥え込んた膣襞は、挿入を悦んでいるようにヒクヒクと蠢き新たな愛液を溢れさせて)
(肉棒の部分を締め付けながら、亀頭を奥へと誘い込むように蠕動していた)