>>31-32
音楽を聴きながらスマホを弄る理絵の姿を眺めながら友達が現れるのをじっと待つ。
不審に思われないよう適切な距離を取りつつ、あまり視線を集中し過ぎないよう違う場所も見つめながら。
そうして待っているとようやく友達がやって来たらしい。
SNS内で写真を見た時も思ったが、理絵とは違う方向で可愛い部類だ。
同類だからこそ分かるが、ホームで待機していたらしい男が友達の方に付くのも見える。
理絵を誘う役目を果たした上で、更にお楽しみさせてもらうつもりなのだろうし、その気持ちは分かる。
ただ、男からすれば理絵の方がより好みに近く、友達がやって来た時の表情も魅力的だった。
怒った様子を見せ、それがすぐに笑みへと変わる。
正面から見られないのが悔しいと思えるほどに可愛い年頃の少女の反応だ。
すぐにまた後ろ姿しか見えなくなるが、一瞬ではあっても表情を見ることができたのは大きな収穫。
無論それだけで満足などできるわけはなく、友達と手を繋いだ理絵の後に付いて最寄りのドアへと近付いた。

乗り込んでからは理絵の後ろを確保して、駆け込み客による分断と間に割って入った男に心の中で感謝。
こうしてやり易い環境を整えてくれる鑑賞担当にはいつも助けられているし、その労に報いなければならない。
理絵の友達側に付いた男もきって同じような心境で、獲物を前に腕を鳴らしているだろう。
監視役のつもりで乗って来た理絵はその友達の方を大分気にしている様子。
それが専用車両ではなく一般車両にまで乗った理由なのだから当然ではあるが。
そんな友達想いな理絵の姿を後ろから見ている内に、抑えようとしていたモノが膨らんでいたことに気付く。
写真で見てから心待ちにしていた理絵との接触を目前にして、慣れている筈の痴漢行為に普段より興奮している。
一度意識すると膨らみかけで終わらずに完全に硬くなっていってしまう。
男のサイズは大きい部類で、ベルトをきつく締めたスーツのズボンを高く盛り上げていた。
混雑した車内で見られるはずもないが、ここまで先走った姿は自分でも恥じ入る物。
いずれは擦り付けたいと考えていても最初にやるには拙速過ぎる。
早目に収めて予定通りに手で触れる路線に切り替えようと考えていたその時、電車が揺れた。
一瞬の接触。刹那で離れたが、理絵のスカートに股間の膨らみが確かに擦り付けられた。
感触は、男の側が確かに感じ取ったのだから理絵も恐らくはそうだろう。
余りにも短くそして曖昧な物で、何が触れたのかまでは推測するのは難しいだろうが。
とにかく、そんな想定外の接触を経て、さっきまでとは逆に男の体と心は冷静になった。
ここまで興奮したことで、理絵に対する自分の興味を再確認できたし、それだけに慎重に行くべきだ。

一瞬の接触を経て少しの間を置いてから、男の右手がゆっくりと理絵のスカートに伸びる。
黒く細かい箱ヒダのプリーツスカートは膝丈で、清楚なお嬢様学校の生徒らしい。
まずは下の方に軽く指を触れるだけで、その表面の生地をなぞり、ゆっくり上へ移動。
お尻の丸みに合わせてスカートが弧を描くラインまで来ると、指ではなく手の甲で薄っすらと触れていく。
指とは違い手の甲ならば、触れていることに気付いても意図的とは感じさせにくいだろう。
混雑した車内であるだけに、偶然と思わせるかも知れない。
触れる範囲も全体ではなく一部分を通過するようにして離れていく。
離れてから少しすると、電車がカーブに合わせて揺れる区間に差し掛かる。
車輪と線路との間で鳴る金属音が聞こえ、人混みが揺れ動くその時、再び右手をスカートに触れさせる。
今度は手の平の側でスカート越しに理絵のお尻を撫でるようにして擦り付ける。
あまり力を入れずに表面をなぞるようにはしたが、手の甲側の時と比べれば感触は強い。
またすぐに離していき、この二回…正確には三回の接触で理絵がどういう反応をするかを見ていく。

【お友達の情報もありがとう。引き続き狙われるみたいだけどそちらに関しては任せる感じでいいのかな】
【SNS内で優花里ちゃん担当の痴漢と進行状況を話したり、とか進行度を決めてもよければやってみようかなと思った】
【それとこちら側もキャラを作るような感じでやってるけど、もっと淡々と進めた方が好みなら言ってね】