>>61-62
あっ、ぁん……濡れて……んんぅ……なんてないん……はぁ……だから。
(自分でも頬が火照っているのがはっきりと分かり、気を抜けば全身から力が抜けてしまいそうで)
(囁かれる痴漢の声に全力で否定するけれど、甘えたような声が漏れるのを抑えられない)
(痴漢に手で強制的に目覚めさせられ、急速に育て上げられている若く敏感な身体は)
(牝としての悦びを示すように指の一擦りごとに蜜を溢れさせいく)
(言葉でいくら否定しても、痴漢の指が円を描くように動いて溢れた愛液をレギンスにショーツに塗り広げられると)
(意識しないようにと思っても、自分の火照った肌に愛液の滑りが伝わってきて、逆に強く意識させられてしまう)
(鑑賞担当の男性に、口を半開きにして、焦点をはっきりとしない潤んだ瞳を向け)
(快楽に負け火照り艶めいた牝の表情を完全に晒していることも気づく余裕もない)
[降りる駅で痴漢を突き出すために、私、わたし、相手は油断させるために……感じているふりをしているだけなんだから]
(相手の思うがままになっているのが悔しくて、恥ずかしくて、心の中で反論するけれど)
(それ自体が感じていることを認めてしまっていることにも気づいていない)
(いくらお嬢様学校と云っても今の時代、異性に強い興味を持ち、すでに男性経験もある子に比べれば)
(理絵は学校の成績では優秀でも、勉強と新体操に打ち込んできて異性や性的なことには年齢不相応に初心で)
(いくら対抗策を準備したつもりでも、手練れの痴漢の手に掛かれば相手の思うがままに翻弄されてしまっていた)
いゃぁ……はぁ、んふぅ……イカせなくていい……はぅん……から……ぁんん……止めて……ん、んん……お願い。
(中止を懇願する甘く蕩けた声は、反対に男性を誘うような熱い響きを含んで)
(割れ目をなぞられ、クリトリスを指の先で強く刺激されると、身体が刺激に応えるようにピクリと痙攣して)
(痴漢の中指にはヒクヒクと蠢いて愛液を溢れさせる女性器の感触をはっきりと伝えてしまう)
(完全に性的刺激を受け入れ火照った滑らかな肌は、発情した牝の匂いを濃密に漂わせる)
(理絵が心と理性で否定して堪えようとしても、すでに快楽に堕ちた身体は理性を押し流し、心も快楽に従順に従うよう促していく)
はぁ、はぁ、んぁ、あんぅ……ダメェ……こんなのダメェ……嫌ぁ、ぃやぁ……んあっ、あんぅ。
[首に痴漢の息が掛かるだけで背中がゾクゾクとするの。
 アソコもヒクヒクするの止められなくて、お腹の奥から気持ちいいのが止まらない。
 身体も、アソコも痴漢の指で蕩けていくみたい。
 我慢しないといけないのに……堪えないといけないのに……優花里ちゃんのために頑張らないといけないのに……もう駄目]
(秘裂を刺激する指だけでなく、敏感に燃え上がった身体は、首筋に吹きかかる痴漢の吐息も)
(快楽にむず痒さを感じて疼く身体から逃れるように、頭を嫌々と振り)
(僅かに身体を捻り空気が動いて肌を撫でるのさえ、今はすべて快感へとすり替えていく)
(嬌声に含まれる甘い響きがよりねっとりとして、身体のピクピクとした痙攣の感覚が細かくなれば絶頂が近いことを相手に伝えて)
あぁん、ダメェ……はぁ、んんっ、ぁはぁ……イッちゃう……んぁ、んんぅ、ぁんっ、ん、んんっ。
(耳が「ほら……イッてごらん」と絶頂へ導く声を捉え、割れ目を強く、でも優しくなぞり上げられ)
(陰核を震わせながら強くとどめを刺すように押し込まれれば、身体の中で快楽が爆発して意識を一気に白く染め上げる)
[すごい。身体がフワフワして気持ちいい。これがイクってこと?
 他の人に触られちゃいけないところ弄られて、イカされちゃうの気持ちいい。
 すごくすごく気持ちいいの]
(身体をガクガクと痙攣させて迎えた人生の二度目の絶頂は、理絵に性的快楽を脳裏にはっきりと深く刻み込ませていく)
(コプリと溢れたトロトロに蕩け滑るいっぱいの愛液が、レギンスでは吸収しきれずに痴漢の中指を伝わっていた)