>>66-68
予想通りのスタンガンによる反撃。躱した上で手首を掴み、バランスを崩した理絵の隙を突いて攻めに転じる。
その際、掴んでいた理絵の手首は解放してスタンガンも手の中に残したまま。
奪い取っておけばよかったかも知れないが、それよりも触れることを優先する。
体の前側に回り込んだ右手がショーツの正面をなぞれば、体が震えるのが分かり、甘い吐息が聞こえる。
敏感な理絵の体に対しては、触れることで反撃の意思を削ぎ、自身の欲求も満たす一石二鳥の考えの方が有用だった。
そして指がショーツの縁に触れ、中に入り込むと怯えた様子で拒絶の言葉が聞こえてくる。
ここまで来て止める気など一切無く、それを無視して指を滑り込ませて手全体で理絵の秘部へと迫っていく。
指先が受け取る感触を頼りに進ませて、陰核と分かる突起を見つけて優しく擦り、割れ目に達すれば興奮が高まる。
遂に触れた理絵の大切な場所。待ち望んでいた瞬間が訪れた喜びで理性が吹き飛びそうになるのを押さえつけ。
まずは軽く指を一本押し付け縦になぞってみる。
誰も、恐らくは理絵自身ですら殆ど触れていない場所に触れたという満足感。
それだけで達しそうな気分になりながら、指を往復させてもう一回なぞり、それから今度は割れ目の左右に指を分ける。
人差し指と薬指がそれぞれ左右別々に動き、理絵の割れ目をゆっくり開かせていく。
可能ならば見たいが電車内で見られる筈もなく、鑑賞担当に代わりに見せる気など毛頭無い。
ただ、そこが綺麗な色合いであるということは確信を持って想像でき、想像すれば当然触れたくなる。
二本の指で広げた中心に中指をそっと触れさせ、上下に指先を揺らしながら少しずつ前へと進み中に入っていく。
沈み込むように静かに指が割れ目の中に入り込み、ある程度進めば引いて浮き上がる。
理絵の秘部から愛液が溢れてくるのを待ち、指先に絡み付いてくるまではゆっくりと進め。
濡れてくると速度を若干上げて、更に奥へと指を侵入させるようになる。
濡れたことで中指の動きがスムーズになってくると、親指を動かす余裕が生まれて、理絵の陰核に触れさせる。
陰核だけというよりはその周囲も合わせて撫でていき、それから少し離して器用に陰核だけに触れるよう調整して指を動かす。
捏ねるような刺激を与えて、それからまた指の腹を大きく押し付け、軽く潰すような刺激も与える。
その間も中指は休みなく動いて、指が入ったり抜いたりする挿入の感覚を与えながら進む深さを大きくしていた。
中で指を折り曲げることが出来るような深さまで達すれば、抜き差しだけだなく、内側から引っ掻くような刺激も与える。

理絵の膣内を我が物顔で弄り回し、絶え間無く刺激を送り込みながら、今回も理絵の耳に背後から口を寄せた。
「お願いしたこと守ってくれて嬉しいよ。そんなに気持ちよくなりかったんだね」
理絵が自ら望んで痴漢の要求を守り、やって来たのだという事を言葉で囁き、自覚させるようにする。
本当はそうでなくても、痴漢から見ればそうであるのだし、無意識の内に望んでいたのではと考えさせるように。
「約束通り、気持ちよくしてあげる。……でも」
不意に言葉を途切らせるが、その間も指は動かし続けていく。
中指が理絵の秘部に突き入り、中に入った後は膣襞を引っ掻いてからゆっくりと出て行く。
親指が陰核の辺りを押し潰してから浮き、捏ね回すようにしてからまた押し潰す。
人差し指と薬指はただ割れ目を開くだけでなく、陰唇の周囲をマッサージするように揺れ動かす。
右手で決まったリズムで理絵の快感を押し上げて絶頂へと導こうとするのに対し、左手はスカートから抜けていた。