>>83-84
んぁ、ん、んぅ、んっ……。
(痴漢の人差し指と薬指が割れ目を大きく開いて、快楽にぷっくりと膨らんだ陰唇を中指が擦り)
(親指が陰核をツンツンと突いて刺激を受ければ、強い快楽が身体を突き抜けるたびに身体を小刻みに震わせる)
[身体が蕩けちゃうみたいに熱くて、すごく気持ちいいの。これ大好き]
(先ほど浮かべていた涙が恐怖と嫌悪のものなら、いま恍惚の色が浮かぶ瞳を濡らしている涙は悦びと快感によるもので)
(小陰唇も指の動きと一緒に悦ぶ様にヒクヒクと秘肉を震わせて、溢れる蜜を痴漢の指へ絡めていく)
あんぅ……良い、気持ちいいっ……はぁ、はんぅ……はい。
ん、んぅ、んっ、んんぅーっ、ん、ん、んんぅ……。
(甘えた声のお強請りに痴漢が優しい囁きで応えてくれて、指がクリトリスと秘裂を同時に強く押し込んで刺激を与えてくれれば)
(身体を小刻みの痙攣させ、鼻に掛かった嬌声を他の乗客に気づかれないような大きさで上げて絶頂を迎える)
(絶頂で溢れた愛液がショーツのクロッチ部分により大きな染みを作り、宛がわれた指にヌルっと滑った感触を伝える)
あっ……んはぁ、んんぅ……そんな……んぅ、んん……恥ずかしい……。
(恍惚に潤む瞳でぼんやりと痴漢を顔を眺めていると、指がショーツからゆっくりと離れるのを感じて)
(自分でも自覚のないまま不満の声を漏らし、切ない表情を浮かべてしまうと)
(不意に「かわいい」と告げられて、小さい頃から聞き慣れた言葉とはいえ、今はそれがとても新鮮で)
(イッた顔を見つめられていると思えば羞恥が湧き上がり、身体が熱くなり、顔も紅潮して耳まで真っ赤に染まる)
はぁ、はぁ、はっ……あっ……く、んはぁ……。
(絶頂の余韻に包まれたまま、手を引かれ指がズボンの内側に導かれても思考はぼんやりとしていて拒絶を示さなくて)
(導かれるままに下着に触れて、濡れているところに指先が届けばヌルっとした液が付くのも受け入れてしまう)
(触れたものの硬さや熱さは感じていて、それは理性ではなくより深い本能的な部分に記憶として刷り込まれていく)
あっ……ま……。
(痴漢の指がショーツから離れ、手が抜けるときにスカートが靡くと)
(もう少しだけ余韻に浸っていたくて切ない声を上げるけれど、学校の最寄り駅に近づいたアナウンスが車内に流れて声を飲み込む)
え!? あっ…………はぃ。
(まだ頭の中には快楽の霞が掛かっていて、伝えられた言葉の意味さえ理解は半分程度で)
(答えた声を本当に分かっているのかいないのか、あやふやさを感じさせる少しぼんやりとした活舌の悪いものだった)
(少しだけよろけながらホームに降り立つと、自分が今出てきたドアを見つめて)
(愛しい彼氏でも見送るような表情で、ドアが閉まり車両が動き出して痴漢の姿が見えなくなるのを見送っていた)


「理絵ちゃん参加予定の新体操大会を見に行く理絵ちゃん接触担当と運良くチケットを手に入れた同志へ。
 会場は撮影禁止だからスマホとか選手に向けてると、最悪摘まみ出されるよ。
 自分は運営から公式に記録を頼まれているから、理絵ちゃんのいい写真が撮れたらアップするからそれで我慢してくれ。
 それと、残念ながら理絵ちゃんは個人種目別のリボンとボールにだけエントリーだよ」
(大会の前日、痴漢の集まるSNSに体感にオフィシャルから依頼を受けたカメラマンの情報が書き込まれる)
(自身では痴漢することに興味はなく、痴漢されている少女の表情を見て興奮する性癖を持ったこの男は)
(一番最初に理絵をターゲットにしようと提案した人物で、鑑賞し撮影してそれをアップすることで今回も満足していて)
(自分の知る限りの情報と注意を事前に書き込みをしていた)