>>27
女「では、お背中お流ししますね。
侍 (ううむ…身体なら先程流してしまったのだがなぁ。せっかくの好意だ、受け取らぬ訳にはいかん。
侍「うむ、では、お願いしよう。

クレハが湯から出て、桶に座ると、女将が後ろからクレハの身体を洗い始めた。

女「流石お侍様、いいお身体をしていらっしゃいますねぇ。
侍「いやぁ、これも修行の賜物。苦なくして、この身体は得られん。………女らしくないと言われるのがたまに傷だかな。
女「いいえ、女の私からしたら、とても魅力的な身体ですよ?

そう話をしながら、女将の手は丹念にクレハの身体を洗っていく。

侍「ほ、誉めても何も出ん………///お主だって、中々に引き締まった身体をしておるではないか。私と違って、胸も出ておるし………。
女「これも仕事のためですよ?私のこの村に来る以前の職業柄………。
侍「ほう移住の者であったか。して、前の職業とはなんだったのだ?
女「売春婦です。

女将はなんのためらいもなくその言葉を口にした。侍、しかも女であるクレハからは、最も遠い職業と言えよう。

侍「!?
女「その中でも、ソープ嬢というものをやっていたもので、人様の背中をお流しするのは得意なのですよ。
侍「そ、そうか………。
侍 (人には色々あるものだ、これ以上は訊かないようにしよう………。