>>346
(その言葉を叫んだ瞬間、千歳の服がたくさんの小さな玉になるように消えていく)
え…うぇえ…!?
(突然全裸にされてしまって驚く千歳の身体が、続けて光に包まれた)
(その時入り口からゴブリンが入ってきたけど、千歳の様子に驚いたのか近づいてこない)
(そのまま千歳の身体が宙に浮かび、続けて見えない何かに支えられるように両脚が持ち上がる)
ぁわ、わわっ…な、なに…なにこれ…ぇえっ!?
(その様子は、幼い子供がおしっこをする時の格好そのままだった)
(さらに腰が持ち上げられると、露わになったおちんちんとお尻の穴がゴブリンに思い切り晒されてしまう)
あ、や、やだっ、やだっ…見ないでっ!見ないで…ぇ、あ、ああ…!!
(次の瞬間、光がおちんちんに集まって白いショーツに変化する)
(すると次々に生み出される宝石や衣装が、光の中で千歳の身体に装着されていく)
わわっ…
(やがてすべての変身を終え、地面に降りた千歳)
(そのはまるで昔読んだ童話の主人公のような、可憐で可愛らしい姿だった)
わ、ぁ…魔法…ホントに、ホントのホントに…魔法なんだ…
(驚きと感動と興奮で、千歳は身体が熱くなっていくのを感じた)

(そして千歳はもう1つ気付くことがあった)
(それは自分に、目の前のゴブリンと戦う力が身についた事)
(杖が自分の手に戻ってきた瞬間に、様々な魔法が頭の中に浮かんできたからだ)
これ、なら…
(変身していない時よりも持ちやすく感じる杖をぎゅっと握って、千歳はゴブリンに向かって叫ぶ)
ファ…じゃなくてっ…ア、アイス!!
(ファイアを唱えなかったのは、自分の乗った葉っぱに燃え移ったらという不安があったから)
(でも代わりに唱えたアイスでも、ゴブリンを倒せそうな感触はあった)

【うん、じゃあ基本はこのドレスの姿にするね】
【エプロンドレスって可愛くてぼくも好き!】