>>603
(千歳の言葉を聞いて、アレスが確認するように訊き返してくる)
うんっ、すごいいい匂いだし、きっとおいしいデザートあるよ!
(迷うことなく頷く千歳)
(千歳がもうちょっと冷静だったら、店の妖しい雰囲気に気付いたかもしれない)
(でもお腹もすいてきていた千歳は、そこまでの用心はしていなかった)
(最終的にアレスも認めてくれたから、2人で店に入った)
…なんか、スイーツの店っぽくないね
(店の薄暗さを見て、珍しそうに周りを見回す千歳)
(時間帯のせいなのか、店のお客はアレスと千歳だけみたいだ)

(アレスは何だか気の進まない感じだったけど、ここで決めたようだ)
(出てきた店員に案内されて、個室の中に入る)
へぇ…個室のスイーツのお店って初めて…
(こういったところも珍しいのか、まだきょろきょろしている千歳)
(個室の中は大きめのテーブルがあり、柔らかそうなソファも置いてある)
とぉっ
(かけ声とともにソファにダイブし、アレスが開いたメニューを見る)
わわ…どれも美味しそう…
(ケーキだけでもいくつも種類があり、1回の食事ではとても食べきれないだろう)
え、えっと、あのっ…
(少し迷ってから、千歳はメニューを指差す)
チョコレートケーキと、プリンアラモード頼んで、いい?

【うんっお兄さんのやりたい事、全部おっけーだよぉ】
【ぼくをスイーツにして、たっくさん食べてほしいなぁ】
【それで、もう時間だから凍結にしようと思うんだけど】
【ぼくの次の予定は、たぶん木曜日の夜になるんだけど…お兄さんはその日はどう?】