>>604
(ソファに勢いよく飛び込む千歳、それを受け止めたソファはまるでベッドのようで)
(千歳を受け止めてもそれほど深くは沈まないものの、座り心地はとても良さそうなものだった)
(これなら、ベッドのように使うことすらできそうなもので…)
チョコレートケーキとプリンアラモードだな。
(メニューを指さす千歳にうなずき、アレスはさっそくオーダーをする)
(アレス自身は珈琲を注文し、それが来るのを待ち…)

(しばらくするとデザートが運ばれてきてテーブルへと並べられる)
(千歳が頼んだチョコレートケーキとプリンアラモードは、見ているだけでも美味しそうに見える程綺麗に整えられており)
(これほどの菓子職人がいるのかとアレスでさえも驚くほどだった)
(これほどの腕があれば、表通りでも十分に通用するのだろうにと思いつつ、自分の頼んだ珈琲に口をつけ…)
千歳は甘い物好きなんだな。
(そう言いつつメニューをぺらぺらと捲っていると、恋人を美味しく食べるページを見てしまう)
(生クリームやチョコレートを塗った千歳を嘗め回すのを想像し、思わず喉を鳴らしてしまう)
(食べてはみたい、食べてはみたいが…千歳がどんな反応をするか気になり)
(そのページが見えるようにテーブルの上に置き)
俺も甘い物がもっと食べたくなったな…。
どれにするか…。


【よし、それじゃあ今日も23時までだよね?】

【ケーキにするの、裏に連れていかれて飾り付けられちゃうのと、アレスに飾り付けられちゃうのどっちがいいかな?】