>>653
(いざ入ってみると、雪山は想像以上にきつかった)
(防寒着のおかげで寒さは大丈夫だけど、雪が深いから歩きづらい)
(その上平地よりもモンスターが多いから、体力的にも精神的にもきつい)
(もちろんこの時のために鍛えてきたのだから、千歳も頑張ってモンスターを倒している)
(でもこの世界ではこういう雪山でも動物がいるらしく、食物にはあまり困らなかった)
(休憩するのにちょうどいい場所を見つけ、アレスが魔法でテントとかまくらを組み合わせる)
(2人が余裕で入れるくらいの、十分な広さを持っている)
(捕まえた動物を捌きながら、アレスが2日ほどの休養を伝えてきた)
うん、わかった
(雪山に入ってから歩きっぱなしだったから、千歳もその案には大賛成だった)

(テントを立ててから、2人で周囲の探索を始める)
(モンスターが多いから、最低限の安全の確認はしておかないといけない)
(その時、千歳の前を歩いているアレスが声を上げた)
ん、なになに…?
(モンスターがいるのかと思い、そっとアレスのところに歩いていく)
(アレスのいる岩場へ行くと、その向こうに温泉が湧き出ているのが見えた)
わぁ…あったかそう
(一般的な日本人と同じで千歳もお風呂が大好きだから、温かそうな温泉をみて目を輝かせている)
あ、あの、アレスさん…
(少しあったまりたいと言おうとした千歳より先に、アレスが温泉に入ると話してきた)
うんっ!
(勢い良く頷く千歳のお尻を、アレスが軽く叩いてくる)
…あ…
(少し考えて、アレスの思っている事を理解する千歳)
も、もぉ…アレスさんの、エッチ…
(微かに頬を桃色に染めてもじもじする千歳)
(外での行為にドキドキしているのか、少し呼吸が荒くなってきている)
じゃ、じゃあ…一緒に、入ろ?

【うん、温泉っ!】